まともがわからない

途中下車した街はJRの駅もある比較的大きなところだったけれど、駅前はチェーン店が若干ある程度でめぼしい店がなかった。角を曲がると小さな飲食店と住居が混在しており、昼間は眠ったような町並みで、ごちゃっとした様にふと高円寺を思い出した。人通りもない静かな道を井の頭ゴロー気分で歩いていると、ネパール料理店がぽつんと営業していたので昼食に入った。以前は居酒屋だった場所の居抜きだろうかお座敷があり、ネパール料理を出す店には見えなかった。ダルバートを頼んだところ、器が和食器で、これも引き継いだのだろうか?ダルバートはネパールの家庭料理だけど、こうやって和食器に盛られると「ニッポンの晩ごはん」ぽくて良い。大きく切られた茄子やエリンギなどのスパイス炒め、青菜炒め、ジャガイモのサブジ。うまいうまい。モリモリ美味しかったけれど量が多く、終日体が重くて判断力が鈍かった。最近過食気味でヤバい…。帰りにタワーで坂本さんの新譜を買う。カラッとしててふわっとしててネトッとしてる。良い意味ですうっと消えてゆき、でも染みが残っていることに後から気付く。

まともがわからない(初回限定盤)

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