冬のカルトSF祭り

こんなタイトルで上映されるのは「不思議惑星キン・ザ・ザ」と「未来世紀ブラジル」。どちらも映画館で見たことがなかったのでこの機会に!と早稲田松竹へ。
「コレ見に行くのー」とY氏に言ったら「ウワー、80年代な人だねえ」とからかわれたけど、改めて見るとやっぱりつくづくも「80年代」な映画でした。

不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]

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「キン・ザ・ザ」のへにょへにょとした佇まいはぽわんとからだの芯を抜かれるここち。スコーッと広がる荒涼とした風景が薄い色味で描かれていて、スクリーンでどーんと見れて良かったなあ。80年代らしい「贅沢」な映画づくりだなー。「くー!」と挨拶しながらのんびりと繰り広げられる不思議な冒険譚は、私の時間のネジを狂わしてしまう魅力に満ちてました、くー!(とやっぱり言いたい)
未来世紀ブラジル [DVD]

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「ブラジル」が描き出す近未来世界もまた80年代ならではの空想力と表現力で、あまりに「ザッツ・80's」過ぎて笑えてしまうこのハイパーテンションは面白いけど、今の私にはちょっとキツかった・・・。むむむ。

ところで立ち見もでる超満員(そういえば映画の日)に驚いた!早稲田松竹は個人的にアクセスが悪いのが通い辛いトコロではあるけど、このところのセレクト等から垣間見る「暴走した映画愛がぎゅいんぎゅいん増してる」トコ*1が面白くて素敵だわあ。

*1:ジャーマン+雨」の監督がスタッフだそうで・・納得。