遂にこの手にTENORI-ON!

岩井俊雄さんとヤマハが組んでTENORI-ONを開発したニュースを知ったときから
こちらのサイト(←リンク)を見ては楽しんでいたのですが、遂にこの手で遊んできました!!タワーレコード渋谷店にて。
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TENORI-ONはメディアアーティスト岩井俊雄ヤマハとのコラボレーションによって制作された21世紀の音楽インターフェース。
16×16個のLEDボタンを使って、音楽の知識がなくても視覚的・直感的に作曲/演奏することが可能です。
(先にリンクしたサイトより引用)


対面するとテンションあがりますな〜。
簡単な説明を受けてドキドキしながらいじり始めます。
ただポツンとボタンを押したりなでたりするだけで、ここちよい音がぽああんと流れ出します。
とにかく触っていろいろやってみればいいのです。
「視覚的・直感的に」というのが誠にそのとおりで。
オモチャのように遊んでもよし、機能を把握して音をつくるもよし、コドモゴコロにもオトナゴコロにも自在に楽しめるツールだなと思います。
シンプルなデザインも美しいし、ネーミングも素敵。高度な技術なのにそれを感じさせずに目線を下げてくれ、品があってユーモアがあって、これまでの岩井俊雄仕事の集大成なのでは。それくらい力入っているモノを感じます、さすがに。岩井さんによるブログ「TENORI-ON開発日誌」(←リンク)も必読。

サイト内の「Interviews with Musicians」(←リンク)というミュージシャンの使用レポを見ても、それぞれの個性がでてて面白いです。ジム・オルークI am Robot and ProudのShaw-Han Liemの反応が特に興味深かったです。直感的な部分と理論的な部分両方で瞬時に捉えていることが伺えました。自分の中への吸収が早い。

そして、すでにコーネリアスがライブで使用していますが(「開発日誌」でも登場しています←リンク)、あれほど執拗に決められた音を作り出した反動で次回作は少なからず「手作り感覚な音」になるのではと思っていたのだけど、TENORI-ONがあればアナログとデジタルのいいとこどりなわけでまさにうってつけだなあ。小山田君の感覚でどう使いこなしてくれるか楽しみです。
嶺川さんも子育てを経た新しいアルバムはきっと面白いものになるんじゃないかなあと思ってたけども、このあいだの「ペンギン・カフェ・オーケストラのトリビュートアルバム」で既に使用していたし、カシオトーン並に遊んでくれそう。(アラ、いつのまにか渋谷系な話に。。。)
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来月日本でも発売とのことですが、12万円かあ・・・とさすがに即決はできません。
でも私が使うとしたら「朝起きてぼーとしながら布団の上でいじって出来た音をバックに出かける用意をして、夜その音を今日の気分としてココ(ブログ)にアップ」していったら面白そうだなあーやってみたい!!