続いて「映画」です。
- 「アンナと過ごした4日間」… 映像・音響・物語どれも素晴らしく、そこに込められた監督の思いも深く心に留めておきたい。「TOCHKA」との比較も興味深いです。 →http://d.hatena.ne.jp/mikk/20091111/p1
- 「イングロリアス・バスターズ」… タランティーノの情熱がバカバカしさを忘れないまま、こうまで「高み」へ行くとは! →http://d.hatena.ne.jp/mikk/20091225/p1
- 「夏時間の庭」… マダム向け映画?な訳は無い! ラストシーンにこそこの作品の芯があり、アサイヤスの視線にグッとくる。音響も素晴らしい。 →http://d.hatena.ne.jp/mikk/20091023/p1
- 「リミット・オブ・コントロール」… 繰り返し見たくなる。見る度に新しさがあり、何度見ても掴めないであろう、散歩のような映画。サントラも愛聴しています。「デッド・マン」(1995年!)以降で一番好き。→http://d.hatena.ne.jp/mikk/20091030/p1
- 「レイチェルの結婚」… 和解も決着もしなくても繋がりあえるということ。「音楽映画」でもあったなあ。 →http://d.hatena.ne.jp/mikk/20091009/p1
(なんとなく「あいうえお順」)
今年は例年よりも映画を見なかった気がしますが、新作で特に良かった作品を上げると、ベテラン勢の「野心作」が揃ったことに驚いています。(イジー・メンツェルの「英国王給仕人に乾杯!」も良かったなあ。)特にアサイヤス、ジャームッシュ、タランティーノといった「永遠の若者」といった風情の監督が、これまでと違う場所に移った表現をしていたのが印象深かったです。