1月のお散歩〜団地

今月は何故か「大規模団地」づいてたので、ざっくりまとめます。
※ちっこい横長ワイド写真はクリックでオリジナルサイズも見れます。

多摩の「新しい」街

最近「建替問題」で話題のこちら。
古くからの大規模団地だといろんなタイプが揃っていて楽しい。

一列でずっっと連なっている。


四角具合がカッコイイなー。

スターハウス!!

壁面のタイル地もかわいらしく、号棟もタイルでつくられているのがいいな。
そして商店街。


シャッターのイラストが逆に切なさ倍増…

杉並の消え行く場所


どうなるんだろね。

テラスハウスはますます廃墟化していた。

意識高く建てられた団地だというのに、何故こんなふうにあっという間に衰退してしまったのか。

再開発の進むウォーターフロントの片隅で


給・水・塔!

真横を首都高が走るここは中層5階建ての棟が80以上も立ち並ぶ巨大団地。昭和30年代後半〜40年代の高度経済成長期に建てられたという時代背景が今尚見えてくる。


商店街もザ・昭和。なんだけど中華食材の専門店があったことに「時代の変化」が伺えます。


とにかく敷地が広く、間にズガーンと道路が走る。


どーん!

向こうにハイクラスな超高層マンションが。建設当時はなかった地下鉄の駅が間近に出来たこともあって、界隈は急激に変化している。



では橋をわたって向こう側へ行ってみましょう。

どーん!


あら、オサレなビル。こういう丸い窓の、最近多いなあ。技術が可能にした形状なんだろうけどあんまり好きじゃない。PC画面からエンター押してポン!って出来た感じがして、薄く感じる。ちなみにこの建物、区のなんとかセンターでした。

ザ・オサレ団地

上の古い団地と川を挟んで広がるのは、

「世界に名だたる有名建築家」が街区ごとに担当してつくられたオサレ団地として有名なこちら。


しかし…なんつーんでしょ。この殺風景さ。家族連れは確かに行き交っているんだけど。さっきまでの「積み重ねられた時が止まったまま」な殺風景さではなく、最初っから止まっている感じ。それこそPCからぽーんと落ちてきたような、植栽含めてセットみたい。


中、丸見えですがな…。窓辺を飾っているならまだしも、洗濯物とかごにょごにょ…。

「若いオシャレなファミリー層」がターゲットで、インテリアショップなどがあったり「素敵なわたしの街」を演出しているけど、レンタル店が閉店してたりでまあ閑散としてるわけです。で、人が多いのはその先にあるイオンだったりするんですな。

開発が進まないのか空地になっている箇所もあり。

50年後どうなっているのかと、古い団地と対比するとアレコレ考えずにはいられない。建設についても管理についても長く残していくものは作れないのだろうか。


以下の2つはこじんまりしたところ。

世田谷のまんなか


住宅街のなかにひっそりと佇む古い団地。
中庭が草ぼうぼう。忘れられたかのように静まり返った空間。

杉並のまんなか


ここも古い。この時代のは増築して風呂場くっつけたり、配管むき出しだったりの「行って来い」感がすごいね。。。


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「公共の団地」といっても、年代は勿論、URか公社か都営(県営)か・分譲か賃貸かなどで雰囲気が違うのが面白いなあと見るたびに思う。建物も植栽も管理の度合いがまるで違う。「各団地」はある一定の共通項を持つ人々が集まった「都市」であり、時代と共にその内情も変化していて、そこから滲み出る見えないパワーを感じたりする。

※「1月のお散歩」はまだ続きます!