「結婚式・結婚式」〜 特集:人生の一大事!波瀾万丈♡マリッジ大作戦

今日は会社お休みして、サテお昼はカレーだ!って向かった店のシャッターが閉まってて、ぶっ倒れる。うごごごごごご・・・・・(こんなのばっかり)
哀しみの底の腹ぺこを不本意ながらナントカごまかし、阿佐ヶ谷ラピュタにて「結婚式・結婚式」を見る。年齢層は相当高いネ。そしてここでもコニタンをお見かけする。このごろ遭遇率が高まってるよ。。。

さて見に来たのは「結婚式・結婚式」。阿佐ヶ谷ラピュタ、今回の特集テーマが「結婚」という案配。

父の喜寿のお祝いに集まった四男二女の子どもたち。家族が揃ったことをきっかけに進展するそれぞれの結婚物語──。親子の愛情、世代の考え方の違いがユーモラスな台詞で快活に語られていくホームドラマの名篇。

中村登監督の作品で、バタバタなコメディタッチでオモシロかった。伊志井寛演じる夫と田中絹代演じる妻、その子供たちに岡田茉莉子など豪華豪華。特に中盤から姿を表す佐田啓二が!カッコヨカッター。無精髭のアニキ〜!っぷりでキメ台詞。軽妙さと骨太さを兼ね備えてて、しみじみイイ役者だなあってこのころ何歳だろって調べたら、36歳、亡くなる前年でした。軽妙さは貴一に受け継がれたね・・・
製作は1963年で東京オリンピックが間近である台詞も登場し、台所にマヨネーズや味の素があったりして時代はとっくに変わったのだと感じさせるけれど、親世代の思考まではさすがに変わってはいない。世代間のギャップにグローバル化まで絡めて「新しい時代の到来」を大仰に描きつつも、夫と妻の関係性についてはノンタッチ(岩下志摩は”結婚したら私はシメるわよ”的なこといってたケド)なところはまだまだなのかなあ。
テレビドラマ的にやると橋田壽賀子なジメジメさになりそうだけど、カラッとライトで笑いが絶えない場内で楽しかったです。でそんなふうに感じさせながらも、京都での口喧嘩の畳み掛け方とか、後半あたりの2階の子供部屋を右から左へダダダーッと流すシーンとか、うおう!とシビレました。