日本映画旧作いくつか

映画の記録をとりまとめて書きます。自分用です。映画の感想はやっぱりその前後のことも書いてこそだなあと毎度言ってるケド。。。


「青い芽」監督:鈴木英夫 
麻布一丁目?のバス停や市ヶ谷のお堀?などのロケーションも楽しいし、いづみちゃんの高らかな歌声も素敵。両親役の藤原釜足清川虹子の掛け合いがよい!30分ほどの小品で、えっここで終わり?な少女漫画の打ち切りに出会った気分にもなったけど、まあよし。


「チエミの婦人靴」監督:鈴木英夫 
チエミさんの、容姿にまつわる自虐的台詞が続いたあとに披露される歌声の素晴らしさ! そして、又吉カワイイ。靴職人という設定も素敵だし、商店の古い佇まいも、山の眺めもよかったなあ。2人が出会うキッカケが「雑誌の文通希望」ってのが泣ける…。ネットが普及する前はフツーにこういうコーナーあったんだよねえ。


若い娘たち」監督:岡本喜八 
キラキラしてて、モノクロなのにカラフルだった。海のシーンとか。スパスパっと話が進み、ラストシーンまでリズムが良いんだけど、なんだかあんまり印象に残っていない。そうそう、水野久美が可愛いかった!あと加東大介沢村貞子の夫婦に釘付け。


この3作は、神保町シアターでの”昭和の芸能史に光り輝く三つのきら星ひばり・チエミ・いづみ〜 春爛漫! おてんば娘祭り” にて。ここのこういう企画はホント、よいなあ。


清水宏の女性映画” 〜「按摩と女」
これは!ほんとうに美しかった。白黒だけど新緑の眩しさが感じられた。ユーモアがありながらも、何処か哀しげ。監督の人を見つめるまなざしがよいのだろうな。フィルムの褪せてざらついた感触がやわらかく、そしてこころにきりりと差し込んだ。


夢工房・東京映画 七色の日々” 〜「青春太郎」 監督:中平康
阿佐ヶ谷ラピュタにて。へーちゃんステキ。子供の頃、母親が石坂浩二好きって言ってたの思い出した。趣味は似るのかしら…? まあ、とにかく「いかに石坂浩二がナイスガイであるか」な映画なんだろうけど、描き方がアッサリしすぎてて物足りず。丸の内に箱根、倉敷の風景が楽しかったな。中平康だけにOPと音楽カッコヨカッタ。