映画の感想を綴りたいけれどなかなかガッと書く気になれない。日記のヒトコマとしてさらっと書きたい気持ちもあるんだけど、、、。で今日はシネマヴェーラで特集「甦る中村登」にて鑑賞した2本をタタッと記します。中村登監督特集として見るべき作品じゃ無い気もしますが……。
「危険旅行」
主演:高橋貞二、有馬稲子 モデルにして作家、マスコミの女王ともてはやされる千賀子は、殺人的忙しさに疲れ、「私は貝にでも何にでもなりたい」と宣言して愛車に乗って旅に出る。その途中、写真家の良平と出会い…。千賀子と良平の、東京〜名古屋〜大阪〜別府〜平戸と続く珍道中を描く、コミカルなロードムービー。
- 出版社/メーカー: コアラブックス
- 発売日: 2012/05/22
- メディア: DVD
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あらすじ読むとタイトル含めて「集金旅行」を思い起こし、あれ大好きだったからコレも面白そう〜〜と思ったけど、うーん煮え切らない。有馬稲子が演じると重いっつーか、コミカルにならないのね。ただ観光気分に浸れて楽しい。昭和34年の日本の地方都市を収めた仕事としてスバラシイ。名古屋のテレビ塔のとこのカッコヨサ!最後のロケ地の平戸で予想外で強引な展開を導く、乳母役の沢村貞子がオモロすぎ。そして私は貞二が好き過ぎる。
「斑女」
主演:山村聡、岡田茉莉子 義弟と駆け落ちして東京にやってきた英子は、画家の加賀美に気に入られ、彼の愛人の店でホステスとして働くことになるが…。武満徹/谷川俊太郎による主題歌『恋のかくれんぼ』と和田誠のイラストがお洒落なオープニング、二転三転するストーリー、アップテンポなセリフの応酬が楽しいラブコメディ。
と説明にあるように、OPがほんっと小粋でカワイクって素敵なの!ワクワクする!中村登監督作ぽくない!そして冒頭の東京タワーが見える坂は愛宕山周辺かなあとか、大きな交差点は飯倉??とか、ああこういうの楽しいナア。
山村聡と岡田茉莉子のコンビといえば「河口」が面白かったけど、こちらはじめっとしていて、腐れ縁から逃れられない女の哀愁にエー、なんでー!って思ってしまうのは野暮かもしれないけど、古臭く思えてしまった。OPはあんなにポップで斬新なのに、中身は全然そういうノリが無くって!どうしてこうなった。。。
岡田茉莉子の連れの男性がかわいらしい顔立ちで、斉藤由貴の弟(あなたは覚えていますか「微熱少年」を……)を思い出したけど、お名前見ると佐々木功さん。で、アニメソング歌手の「ささきいさお」さんだったの!ええええ*1!
あと芳村真理が!チャッカリなホステス役で、素敵だったの!赤のセーターにキャメルのダッフルっぽいコートとか、さすが元モデルなスタイルの良さで着こなしていて可愛かった。彼女が主演で粋なテイストの映画無いかなあ。