BERATREK誕生前夜祭 〜 合同BDイベント!

BERATREK誕生前夜祭 〜 ヤマジカズヒデNARASAKI+クハラカズユキ+ロミオ合同BDイベント!
dipサウンドプロデューサー石塚"BERA"伯広の50歳を祝うBERATREK 50th ANNIVERSARY"前夜祭"として、縁のある且つ偶然にも開催日の4月2日近辺が誕生日のミュージシャンが集結したイベント。
・出演:石塚"BERA"伯広、NARASAKIヤマジカズヒデクハラカズユキ、上領亘、田中ロミオ

という記事を目にしたとき、私は震え上がってしまった。ヤマジさんと上領さんが共演・・・!!!

〜〜初めてすごく好きになったバンドで、お年玉でCDを買ったのがグラスバレー。そこから当然の如くJAPANを始めとして彼らが影響されたnewwaveを聴くようになり、一気にロックを聴くようになったのでした。その後デビューしたソフトバレエを好きになり、グラスバレーを脱退した上領さんがドラム/ベラさんがギターで参加したときには地元にライブがあり見に行ったナア*1。更にコンピ聴いてdip the flagを好きになったのもこの頃・・・*2という10代を過ごした私にとって、このメンツはもう、信じられない出来事で感涙でした。上領さんとヤマジさんが同じバンドでやらなかったのが残念だったけど。。。こんな企画をしてくださって、ベラさんありがとうございました!とお礼をしたい気持ちでイッパイ。

にしても、ベラさんの技術と人徳が成せるライブでした。あと以下長いので今のうちに書いておくと、「ヤマジナラサキ轟音ギターバンド」と「ヤマジ細海魚上領亘の流麗エレクトロインプロ」を今後是非是非見たいです。

イタくて長い感想は自分記録としてしか考えてないのですみませんすみません・・・・・

NeoBallad

上領さんの現在進行形。民謡歌手の若狭さちさんとの二人組で「日本民謡をテクノ・ニューウェイヴテイストにアレンジしたサウンド」ということで、どういう感じなんだろか・・・と正直謎だったけど、カッコヨカッタ!音自体はテクノな打ち込みで、メロディや刻まれるドラムに「私のなかの10代」が蘇った。アレンジのせいか「あの頃聴いてた音」がそこにあった。加えて、さちさんの伸びやかな声が美しく、気持ちよかった。扇子を振りながら唄い舞う姿にちょっとモリケンを思い出した(ってすみませんすみません)。途中で登場したベラさんが上領さんとの出逢いとしてソフトバレエのことを言ったので内心「ウオオオ」と盛り上がったんだけど、会場内に反応が無いと思われてしまい、それ以上話さなかった。。。涙。それにしても、上領さんの正確無比なドラム、泣けたナア…。んでね、とても楽しそうに叩いていたのが印象的だった。こんなに間近で見ることが出来るなんてーー。もう50歳とは!信じられないほどに変わらぬ美しさと美白(笑)を保っていらっしゃり、ひれ伏すのみでございます・・・

VIDEO rODEO

ちゃんと聴いたことありませんでした。ボーカル、この方がROMIOさん・・・!すーごくポップでキラキラ、でもいい意味でのエグさもあって。音も佇まいも80年代を背負い込んだ90年代感満載で、ああーああーっとやっぱり「私のなかの10代」が蘇り、、、こういう音やっぱり好きなんだなー私。

zoff

ギターにベラさん、ドラムに上領さん、シンセにMOMOさんと山口慎一さんによるエレクトロニクス即興。これがまあ、すこぶる凄かった。ぶわーっと広がる風景、それは具体的な何かではないのだけれど、色のない美しい世界ということはわかる。そういう景色の中に吸い込まれ聴き惚れた。MOMOさんと山口慎一さんが作り出すシンセの音には特異で繊細な「センス」が感じられて素晴らしかった。ベラさんの特に冒頭のギターの旋律がその後の演奏を導き出す異世界で響く音色だったし、上領さんのドラムの「機械と等しいリズム」のクールさよ。このときだけの、贅沢な時間だった。

qyb

久々にライブを見たけど、以前よりもグッと「バンド感」があってカッコヨカッタ。Fire engineをqybでやるとガレージ色が強くなるんだなあ。前に聴いたときは、もわあんとサイケな揺らぎが無くてヤダって思ってました。。。ヤマジさんは通常のライブと異なるせいかかなりリラックスしてるようで、ベラさんやキュウちゃんとの出逢いなどかなり笑いながら喋ってて珍しかったなー。

The simiths

この日の目玉!the smithのカバーバンドで、ボーカルに「森四郎」ことROMIOさん、ギターに「ジョニー・ヤマー」ことヤマジで「The simiths(ザ・清水)って、ナイス過ぎる!グラジオラス抱えて登場のROMIOさんのモリッシーなりきり具合はスバラシイ!そしてジョニー・ヤマーによる「This Charming Man」のイントロが流れた瞬間、ギャーーー!ってもう、もう、もう!キラキラギターがほんっとにね、ううううう号泣。。。そして次にディーパーズのNARASAKIさんが登場して「How Soon Is Now?」ですよ。もうもうもうウワー!!!どうしてくれよう!で、最後のほうで、マイブラの「soon」なフレーズをナラサキさんが弾いてワア!ってなってたら、、、

QYBSN

続けてセッション、「Only Shallow」やったのです! 凄かったなー。なんといってもトリプルギターでこのメンツでこの曲、轟音轟音、いやもっと音量上げて良かったのにッ。そしてナラサキメインvo.でdipの「ode」と「no man break」!ナラサキさんの飄々とした愛らしさを堪能・・・。そしてヤマジメインvo.でディーパーズの「DEAR FUTURE」「UNLIMBER」。失礼ながら私ディーパーズは熱心に聴いてないんだけど、スゴく変な作りの曲で畳み掛けるように突入してく様がカッコヨカッタ。ヤマジさんのボーカルがいつもと違うカワイラシサ?があったのも印象的。最後にダムドの「Neat Neat Neat」で大円団。


平日会社帰り・しかも年度明けで超忙しい最中の長時間ライブだったけれど、ずーーーっと楽しくってアドレナリンが出っぱなしで全然疲れることなく、大満足。。。帰り道の私のテンションはヤバかったね。。。未だにグラスバレーのCDを買って聴いた瞬間を思い出せるし、あの瞬間があって繋げていった先にある今をほんとうにありがたく思うのです。あの頃は勿論こんな今なんて考えてもなかったけど。
こんな企画、組むのは大変ではありますが今後も是非是非やっていただきたいです!

*1:今だから言うけど嘘ついて大きな街まで行ったんだヨ・・・

*2:そこにフリッパーズも加わるんだなー89〜90年、日本のロックもオカしかったね・・・