小金井をゆく


再開発が進む駅周辺。マンションは次々に建設される。新しいそれらの反面アーケードの下の商店は古いまま。
悲しくなるほどの「繁華街」は坂道を下るように続いていて、交差点を越えると一気に開ける。昭和40年代くらいに建てられたであろうマンションは1階がエコロジーショップや珈琲店で、時代が止まったかのようなまさに「中央線沿線」「武蔵野」のニオイがする。
角を曲がると住宅街。「ウワ−見事な樹!」と思うとそこは古くからの地主と思われるお屋敷の庭。「先祖代々」な趣たっぷり。道をゆくと先々に「鴨下」さんの表札が何故か多い*1。住宅街を散策すると楽しいのが表札。変わった苗字見つけると嬉しい。
時折、すっと1本だけ聳え立つ背の高い木に出会う。にょきっと。細い体躯で。

一区域進むごとにこういう木に出会うのは、昔から鎮守として大切にされてきたからなのかしら。
中央線、踏み切り前。ちょうど通り過ぎたのはアルミのボディにオレンジのライン*2。「試運転中」と頭に掲げたま新しい車両。「あっ!し、しうんてんしゃりょうだっ!」興奮して思わず大きな声を挙げてしまい、隣に待機してた車に乗ってた子供に振り返られる。。。

浴恩館公園に入る。古い家屋が保存され、庭園は紅葉が広がりもう少ししたら一番の見頃のよう。

五日市街道を抜け、小金井公園へ。ひろーい。
まんなかの、桜や銀杏や欅に囲まれたまあるい空間。ハナレグミがフリーライブやったのここかしら。。ここでライブ見たいなー!オヤマダくんここどうかしら。。(彼ならば世田谷。。?駒沢公園とか砧公園とか。。。?)

薄暗くなって、しろい月浮かんでた。阿佐ヶ谷の呑み屋に寄りますか。

*1:何度も「また鴨下さんだ!」といちいち声を挙げていたのでイイ迷惑。。。

*2:でもやっぱり車体全部がオレンジ色のがいいよねえ