KILL YOUR IDOLS

ニューヨーク・アンダーグラウンドポスト・パンク・シーンを70年代後半の「ノー・ウェーヴ」シーンから現在までをタイムラインに沿って包括的に描いたドキュメンタリー。

ということで。
当時のライブ映像はさすがに面白かった!DNAのアート・リンゼイのカッコよさったら!シビレルー!
インタビューは「NO WAVE」シーンの皆様が過去を振り返っての発言で
「過去を破壊し」「新しいものを作り出す」というドクドクとした渦が、ビリビリと。
あのモノクロームの不協和音は「70年代後半」「NYという街」で
「あのガリガリギリギリとした音を吐き出さなければいられなかった」
という必然性が痛烈に感じられて、時代・街・人が生み出すニオイの意義を改めて思った。
。。。のだけど。
80年代初頭から一気に2000年へ飛び(90年代はなかったことに。。。)、
Yeah Yeah Yeahsストロークスについてはかなりの苦言で。
「カタチだけじゃないか」というイジワルを言いたくなる気持ちもわかる。
「シーンを作り出す」マスコミへの苦言も含めてわかる。けども、
「過去を破壊し」「新しいものを作り出」してきた彼らの「NO WAVE」シーンも、
どんどん「過去になる」んだとそういう当たり前なことを、
おっさんになったリーさんとサーストンを見ながらイジワルく思ったりして。
だからこそ、今なお刺激的な音を産み出し続けるsonic youthてスゴイバンドだなー。