あきる野を行く

土曜日は朝からよく晴れていたので、ちょっと遠くへ行きたいー!と電車乗り継いで未訪の地へ行きました。
あきる野市秋川駅です。あきる野市では数駅先の「武蔵五日市」駅には行ったことがあります。(ここからバスで桧原村へ行ったのです)

駅の向こうにはこんな看板が。か、「貸しレコード」*1。。。
がらんとした、いかにも郊外のJR駅前通りを進み途中迷ったか、と焦りながらもなんとか辿り着いたのは川沿いのパン屋さん。

以前世田谷にあった店を閉じて移転したところ。近くに住んでいたわけではなかったけど時折訪れていたこの店は広くて、窓の向こうに緑が見えて風がすううっと感じられる気持ちよい店内になっていて、きっと今まで以上に美味しいパンを焼き上げることができるのはないかなあって嬉しくなった。


おなかいっぱいになって店を出る。まだ新しさの残るバイパス道路沿いには新しい家が並んでる。地図で見て気になっていたのだけど、この辺りの地名「草花」っていうのです。
向こうには「雨間」(とび地もある!)だとか、、そもそも「あきる野」って「秋留」って書くのだよねえ。地図を眺めるの大好きでこんな地名を見つけるとうっとりしてしまう。その地に思いを馳せてしまう。
県や市の『知名度アップのため』に「ひらがなに変える」のはやめてほしいなあ。


そのまま一本続く国道をひたすらずんずん歩いて歩いて歩いて、、

川だ!それも多摩川下流のほうを見慣れていただけに妙な達成感というか感無量というか、ヤッターって気分!

もうちょっと行くとこちらは多摩川上水!これにも静かに興奮・・・。
自然もりもりだった通りは商店街らしくなってきて、福生駅前へ。
福生は4,5年前にも来たことあり。「福生」=「米軍基地」だったのでJR駅前の大きな西友には腰が砕けたものです。
今回も前回同様、ただ散歩するだけであります。


あやしげな歓楽街を抜けて、ぽつぽつと現れるのは米軍関係者が住んでいると思われる平屋建てのかわいいおうち。ふっとアメリカ郊外にやってきたような。更に進むと米軍基地。金網の向こうに見える関係者専用ショッピングセンターやボーリング場は褪せた色味が印象的で、ぐっとくる風景。勿論これらをカメラに収めるつもりはなく、ただただ広がっている、「なんにもないように見える」時が止まったかのような風景をフシギな気分で眺めていました、歩きながら。


この基地が終わらないと向こうの道へと進めず、ひたすら一直線に歩いてようやく曲がり、その後もうねうね回り道を強いられつつ、途中でアイス食べながらようやく福生駅へ。見えてきた西友の看板が嬉しかった!


いやあ今日は歩いたなあと帰宅後計測したら、10キロも歩いていました・・・。

*1:レコードを「店で借りたこと」がない人も勿論多いことでしょう。私の地元には「貸しレコード→CDレンタル」へと移行後もレコードがちゃあんと残っていた素晴らしい店があったのですよよ。