ミッドタウンから新美術館、そしてヒルズの向こうへ


乃木坂トンネルカッコイイ!にしてもこの界隈の変貌ぶりったら!道路計画が途中で頓挫したのか変更したのかぶつっと切れた道があったり変なのね。すんごい裏道だなあと思いながら歩いてたら

辿り着いたのは裏門で。ココに来て漸く気づいたんだけどミッドタウンからまっすぐ進めばすぐ新美だったのに、ぐるーりと遠回りしてたのだった。(青線が正解)

でもそのおかげで素敵な風景に出会えたのでした。

新美に来たのは初めてなんだけど今日は地下のミュージアムショップに隣接してるギャラリーが目当て。「FRAMES」というモビール展。四角いフレームがくるくるふわふわふわり、モビールは影を眺めるのが好き。んでここのミュージアムショップのセレクトはたーのしい。


さて外へ出て六本木ヒルズ方面に向かいます。「こちらへ」という看板を見つけて辿ったのだけど

なんかも、ごちゃごちゃと住居のあるひっそりとした通りなのですよ!しかもタイムパーク化した空き地がちょこちょこあったり…その向こうにヒルズがどーんとそびえててまさに今のトウキョウ/ニッポンな風景が。外国の方が通ったらどう思われるのかしら。


で、ヒルズを通り抜けてテレビ朝日の向こうにある未来画廊へ。
80年代の六本木なネーミングもさることながら右半分がバーになっているスペースも80年代の六本木なニオイが…。
「途切れることのない音のつらなり」というsaiさんの写真展を見る。どきっとするほど透明な足、空…時ににじりよっているけれどどれも遠景で密かに見つめているような、硬質なようで柔らかくて、淑やかでどことなく色っぽい、不思議な魅力に満ちていました。さらに会場に流れている音楽はsaiさんと親交の深い作曲家のかたがこの展示の為に作成されたものとのことで、風の音が形となってギャラリーに漂い、写真と共鳴しているようであり、写真に映し出された風景の空気が現れているようでした。スピーカとは別に足元に人を感知して音がなる仕掛けがあり、水琴窟がからんからんと響くのです。この空間全体がひとつの作品、写真と音によるインスタレーションのようでとても心地よかったです。


ヒルズの裏の遊び場は外国人を中心とした親子でイッパイ!みんなここのマンション周辺に住んでいるのねきっと…。この経済状況下でも居れるってよっぽど…。