旅の続き 砧公園を歩く

外へ出ると春先のやわらかな光に満ちていた。


世田谷美術館は砧公園のなかにある。ここは大好きな公園のひとつ。ただっ広ーい野原の中に樹木の立ち並びかたが整いつつもうまい具合に雑多でここちよい。イギリス式庭園といった感じ。で今回知ったのだけどココ、昔は都営のゴルフ場だったとな!なるほどこの雑木林と野原の案配の理由がそこにあったのかーと納得。。。


さっき見たばかりの作品の数々を反芻しながらのんびり歩く。どこまでも広がる野原、足元の枯れた草、樹木の幹のうねり、枝の切っ先、鳥の鳴き声、風のさざめき、子供のはしゃぎ声、私の周囲に広がる穏やかな空気に包まれるとこんな音盤があたまをふらり漂う。

Upon Reflection: The Dawn Anthology

Upon Reflection: The Dawn Anthology

Tudor Lodge (Dig)

Tudor Lodge (Dig)


梅園があった。



午後の傾いてきた日差しが梅の花弁に差し込み、あんまりきれいなものだから見蕩れてからしばし写真に収める。


お腹が空いてぐるぐるしてきた。パンでも持ってくればよかったなあとふらふらしつつ園を出る。コンビニに立ち寄ってお腹の虫を収めるのはアイス最中。

こんなゴミ置き場があったり

光さす家があったり

不思議な佇まいの花屋、建て壊すようで残念。

この道、気になるんだよねえ。というのも、

向こう側から見たところ。この急カーブ!


地図で見ると、こんな感じ。ひゅーんとくねりそねる道。
そんなこんなで駅に向かい帰路に着く。きょうの旅はこれでおしまい。