鹿児島の音楽事情

旅をして街で気になるのは、「いいレコ屋があるかどうか」です。レコは勿論、CDも消えていく運命にある今日この頃*1、中古レコ屋を見つけると宝島を発見した気持ちになります。
桜島から戻り、鹿児島中央駅出口の向こうに「ベル通り商店街 」という看板が見えるので行ってみました。
人も殆どいないし、まあしょうがないかなあと思いながら歩いていたら

中古レコ屋があったのです!その名も「レコード・ステーション」。
見るからにお宝が眠ってそうな店構え。店内には隅から隅までビッッシリとレコが積まれ、クラシックにジャズ、ロックにヒップホップ、あらゆるジャンルが揃っています。ほんと、ここ、スゴいわあ…。
うわーい!とサクサクサクサクし続けて、中でも「ひいぃ!」と思わず声を上げてしまったのは、早瀬優香子「躁鬱」のLP!600円也。鹿児島へ来たかいがあった…。
その他Y氏も7インチやら何やらいろいろ探し当て、ホクホクと店を出たのでありました。


駅近くだからこういう店名なのかもしれませんが、鹿児島の音楽ファンにとってまさに「レコード・ステーション」、世代を超えてずうっと愛され続けている店なのではないかなあ。すっごく、いい店だなあ〜!
実は、この店は「モッキンバード」というレコ屋(鹿児島レコード文化の中枢らしい)の系列店らしいのだけど、本丸の方に行ってみたところ所在地に無くて移転?閉店?と心配したのもツカノマ、たまたまフラついた駅ビルで開催してた「中古CD & レコード廃盤市」で出店してたので、ホッ。
その後、また偶然に天文館でもう一軒レコ屋(ここもモッキンバードの系列店?)を見つけて、ここではコシミハル「マドンナ」のCDS!ぎゃっ!
女性の字で丁寧な説明つきプライスカードでわかりやすく分類されていて、良心的なお店でした。

あと、地元情報誌で知った店で「GADGET」。そこの店員さんが記事で紹介してるガーリーなレコやHPを見る限り、「渋谷系が青春だった」という同年代のシンパシーを感じずにはいられないセレクトっぷりが素敵なんだけど、お休みだった…。営業時間不定なのかなあ。残念無念。
その店の近くにもう一軒、中古屋があったし(掘り出し物はなかった)、なんだかんだで充実してました。
音楽の面でいえば、街を歩いていて「JAZZ喫茶」が幾つも目についたことも印象的でした。

*1:いや、逆にレコード復権ともいうべきか