岡山はレコの街、路面列車の街、美味いものの街

レコードの街

岡山市には中古レコード屋が多かったんです、意外と。というと失礼ですが、レコードマップも年々薄くなり、地方都市へ行ってもレコード屋があまり見つからない状況にあって、岡山には複数、しかもとても充実した在庫を誇る今も「生きている」店ばかりでした。

こちらは商店街のなかにあり、音楽好きな万人にOKな内容で邦楽洋楽ともにしっかり棚を持ちながらも、ブリティッシュフォーク特集があったり、奥にはレコードがドーンとあって、気軽に&深く楽しめるお店。

こちらは60年代〜70年代のロックやソウルを中心に、それらに影響を受けたような日本のロックもあり、コアで探す喜びに溢れたお店。ギッチリと詰まっていて、柔らかく溢れる光は窓からなのかレコードそのものからなのか。

HR/HM専門店!店名からして!嗚呼ここは西新宿ではない、岡山だよ!んでもすんません、中へ入ってません…すんません。

こちらは倉敷のお店。建物がカッコイイ!オシャレ!新譜〜中古のオールラウンドなジャンルを揃え、ここに来れば何か見つかるような、地元の音楽ファンに愛されている感じ。2階の中古レコ祭りが楽しかったなー。

THE HOUSE OF LOVE /Neverの12inchをみっけて嬉しかった!


路面列車の街

岡山市内には路面電車が走っています。最新形のmomoは水戸岡鋭治氏デザインで話題になりました。JR九州の列車デザインで有名な水戸岡氏が、郷土である岡山のために手掛けたのです。(水戸岡氏に関してはコチラの日記「デザイン満開 九州列車の旅」「『はやとの風』にうっとり」をごらんください)



バリアフリーで誰でもスムーズに乗車可能、明るく光を取り入れる大きな窓により、車内は外の風景と一体化します。椅子を始めインテリアも個性たっぷり、車内灯もシックで素敵。
現在この車両は1編成しかないため、旅行者にとっては「出会えたらラッキー」なシロモノ。旧式の車両と共に市内を走る姿がいいなあ。経済的な面が大きいとは思いますが、むやみに新型車両を増やすことなく、旧型車両も古びることなく、どちらも一緒に立派に誇らしげに走ってる。車体広告はあるけれど、変な色合わせのデザインが無くて、1台ごと基本的に「白・オレンジ・青」といった単色使いであることに目が行きました。街中を走っていても煩くないのです。

ほらー、カワイイー!

あと、バスもカッコよかった!

グレーの車体で、なんと両面ともに広告がないの!

美味いものの街

ごはんも大満足でした!到着してまずお昼ごはんに入った店はコチラ。

な、なかなか味わいある建物…。

おかずが150〜200円くらいで好きなものをチョイスします。タラの照り焼きと人参葉の炒め物にしました。人参葉の炒め物、大好きなんだけど、あんまり外で見かけないからビックリした。他のお店でもあったから、岡山ではフツウなのかなあ。お味噌汁はしゃっきりとしたわかめ!甘めの味でうまい。出汁は昆布といりこかなあ。美味しかった〜。店のおっちゃんがいい人でねえ。ひょろ〜っとしてて愛嬌があって、”しょうちゃん”って呼ばれてるのがよく似合うんだな。
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おでんが好きで且つ各地で変化があるので、旅先ではよく食べるのですが、岡山おでんは「濃いめの出汁」がきっちりしみてて美味しい〜。蛸やベイカ、たっぷり!あと、自家製のロールキャベツは中が「とろっ」としてて、これまた美味しい。さっきの定食屋もそうなんだけど、オッチャンオバチャンの2人で切り盛りしてて、長年の連携プレーがイイのです。家族で来てるお客さんもいたりして、そういうのいいなー。
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あと、お好み焼き食べた。岡山名産という「黄ニラ」がたっぷりはいったお好み焼きは「トロトロ甘め」な生地でウマー。”今B級グルメとして注目されている”らしい(店の人談)「ホルモン入焼きうどん」も美味しかったなあー!オッチャンと息子でやってる店で、2人とも気が良くて。そこに常連の夕方で既に酔いどれなオッチャンも加わっての会話がすっごく楽しかった。


どの店も味は勿論、雰囲気がよくって、それは店のかたの人柄なんだろうし、そういう土地柄なのかと思う。「晴れの国」だからかな。また会いに行きたい&食べたいなあ。
あと全般的に、けっこう「濃いめで甘め(トロトロな食感)」の味なのかなあと思いました。あくまでも数日間滞在した、東京在住者の舌ですが。「関西圏」とはまた違うのね。そういえば、恒例の地元スーパー探索で「たもり」という魚があって気になった!


岡山といえば「桃の名産地」でもあるので、桃の食べごろである夏もいいなあ。パフェ食べたい!