納沙布岬の向こう


根室からバスに乗って納沙布岬を目指します。窓からはこんな標語の看板が至るところにありました。

広い平原が続き、海が見えたり、

廃校になった学校や、、ローカルコンビニに「本土最東端の店」って看板が…

で、ついたー。

え?「ロケ地:根室」って、ええ?きむらさん?

なんかこういうゆうの、80年代ぽいNE。
にしても寒い…風が…冷たい…

景色もひたすら寒い…冷たいよ、ママン…

でもって、記念碑がいくつもいくつもあるのです。火が灯る巨大モニュメントをはじめ、大小様々。このひとつひとつに込められた「思い」の強さが伝わってきます。

沖合いに座礁し放置されたロシア船の一部ですって!

靄が立ち込めたモノクロームの海はまさにベールに包まれていて、それは距離感を表しているようでした。ほんとうに遠い。近いのに遠い。なにも、見えなかった。

記念館があったので中に入ると剥製がずらり。ビクゥッとしていると女の子が「ママー!しかさんー!」と大喜びしてたよ…。怖くないのか…。

テレビ望遠鏡というのを覗いたら…さっき見た記念碑が見えた。

点在する記念碑撮影ポイントとしてはこれが人気が高くて、大学生グループとかがピースしながら写真撮ってた。「返せ!」よりは「最北端」なんだろね、やっぱり。


土産物屋内のラーメン屋の入り口で黒猫が「なんかくれー」

「猫足昆布」というのが名物のよう。猫の足のような形をしているかららしい…。買ってみたけどそれほど猫足には見えないような…でも、お出汁がよく取れました。

土産物屋ってどうしてどこでも「こんな感じ」なのだろねえ。わー、カニが笑いながら丼に足ツッコんでるよ…。君は食べられてしまうのじゃよ…。

くまー とか。やっぱり眠そうなフクロウ先生 とか。

あれは何ー?っと思ったら、「流氷型」電話ボックスでした。

なんて具合に土産物やファンシーなモノ達を見ていると、ここがどういう場所であるのかわからなくなってきます。ここは「ただの観光名所」だったっけ?

トーチカでしょうか。 
恐らくは1989年以降、ピリピリした緊張感は和らいだようではあるけれど、、、。