サクラサク週末と下北沢でセンチメンタル

お昼に近所の中華屋へ。特に好きなのが中華そば、なんと500円。醤油味がとっても美味しくて、恐らく同じタレを使ってて美味しい炒飯も合わせて頼む必須アイテム。なんといっても、父母娘2人の家族経営で、いつもとても気持ちよく迎えてくれることに泣けてくる。店内もこざっぱりと清潔でね。ごちそうさまでした。
桜を辿るお散歩はいつものお散歩と違う気持ち。淡い桜色でほうぼうが彩られるだけで、心踊る。古くからの住宅街だと家屋と桜が共に生きてきた絆が感じられて、ことさら美しい。川のほとりへ出るとお花見してる家族でいっぱい。ちと肌寒さあるきょうの日和、毎年お花見ってこんな日ある気がする。大きめの団地に立ち寄るも意外に桜は少なかった。

かれこれ3時間強は歩いただろうか、いわゆるほっこりカフェで一休み。接客があまりに手慣れていなくツッコミしたくなるほどであったが、オープンしたてのようだしまあ、あたたかく見守るよ…。


そして電車に乗り、下北沢駅へ。今日から小田急線ホームが地下に移ったのだった。
上京して最初に住んだ街が和泉多摩川で、下北沢へはしょっちゅう行っていた。CDやレコードを買い、古着を買い、喫茶店に行く。そんな過ごし方は今も変わらずなんだけど。渋谷でバイトして帰りに下北でごはん食べたり、クラブに初めて行き(zoo…!!!)夜通し過ごし、朝方の小田急線ホームで電車を待つ、そんな「憧れのトウキョウライフ」(うわ…)がここにあった。

閉ざされたホーム、ビリヤード屋の壁と窓がいつも妙に印象深かった。元ホームから改札はつるっと繋がってて、こうなったんだなあって感慨深かった。思い出深い改札は無いんだなあ。初めて待ち合わせしたときの最初の表情は今も忘れられない、えへへ。

電車が上下10本近くは行き交うのを苛々しながら眺めた踏切も無くなったんだなあ。オーゼキのトコは以前は第一勧銀だったかな。駅前には付き物だった銀行もすっかり少なくなった。そしてこの街で云えばレコード屋も無くなってしまった。
そういえば今日歩きながら「閉店しました」張り紙をいくつも見た。毎年3月に特に見かけるのは確定申告を済ませてなのだろうか。
あちこちで総決算な勢いだ。
踏切が無くなったことで車が入ってきやすくなったように思う。狭く入り組んだうえ人が多い下北なのに車がスピード上げて次々と。車を中心に入れない街があってもいいのにね。既に空き地として押さえられた箇所も多く虫食い状になっているし、テナントビルも増え、たいていチェーンの飲食店だ。
あと何十年後から見たら、今の変化なんてほんのわずかな点に過ぎないのだろうね。きっと繰り返されることだろう。


ライブを見て、帰りは夜桜見物とばかりに歩いた。桜だって永遠にあり得るものでなく、腐食し倒木となるまえに切られてしまうかもしれない。



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日曜日。今日も桜散策。

桜と給水塔!


桜を辿り浮かれていたら、土日と各両日10キロづつは歩いてた。さすがに足が重く、おもりをつけたとはまさにこのこと…。昼休みも寝てました。バカである。