崖線と古墳と海軍と

曇りがちでだいぶ涼しい。朝ご飯の珈琲の味わいが”しみじみ”に変化した。それからあまっこ、続いてみた感謝祭、進行のいかにも台本どおりのベタっぷりがまさに紅白そのもので、なんか…ねえ。


さてはて散策3日目の今日は、私鉄とはいえ商業エリアと住宅エリアが並列する大きめの街から歩き始め。
混雑した駅を抜けると途端に静かな住宅街。

●街角マンションポエム


こんな道標があり、散策路を紹介している模様。これを参照しつつ歩いてみましょう。
んで、この道標に記された文章が・・・


ちょっとコレ、マンションポエムじゃんか!説明になってないヨ(笑)って感じで次のポエムが楽しみになってたり。

こ・れ!!!どこの広告かと!!!

●街角古墳

マンションポエムを辿りつつ、時折無視して歩いていくと広めの公園に通りかかった。
はしゃぐ子供たちの向こうにこんもりした山があったので近づくと

こ、古墳だった!ええー。

階段がついているので登ってみると

…けっこう急です!

おおー。いい眺め。正面には団地もあるヨ。

(これは後ほど撮りにいった給水塔)

反対側の緑の向こうは大きな幹線道路。車の行き交う音が聞こえる。

どういうふうに埋葬されていたかを示す図もあったりして。
こんな古墳のまわりには極めてフツウに住宅が密集し大きな道路がひかれ、ナントモ不思議な場所だなあ。
このほかにも辺りには古墳が多くて驚いたのだけど、草ぼうぼうで管理が継続的にされていない様子。。。

なので太古のロマンを感じるよりはナントカしてあげて!という気持ちでイッパイなのであった。

●山あり谷あり体力なし

それにしても。

坂道がほんとうに多い。

こんなふうに階段になっているところもあるけれど、降りたらまた登り坂。

急すぎるよ!ふ、ふくらはぎが…

道なりが谷になってる。

ただでさえ急なのに90°の曲がり角が2度もあったり
ただ住宅街を歩いただけなのに随分と足が疲れてしまった、筋力不足なり。

●海軍さんのいた街


そしてこの辺り。ぱっと見よくある住宅街だけど


趣きのある、モダンさを残す住宅が点在していた。どうやらここは大正の終わりに宅地造成された住宅街らしい。施設へ行く交通の便が良いことから海軍関係者が多く住んでいたという。関東大震災後、道路や電車などが整備されて街を復興しようとする最中、戦争へ進む手前の期間。小説や随筆から知る当時の雰囲気が街を歩くことで肉付けされるから、楽しい。



晩ご飯は今季初の鍋でした。