朝からいい天気!午後から映画を見るのでそれまで散歩することにした。御茶ノ水の坂道は何度歩いても楽しい。喫茶店に入ると誰もいなかった。窓からは光がやわらかく差し込んで、微かに流れるクラシック、静かで穏やかでとてもここちよかった。会計時に「よい時間が過ごせました」とひとこと、「それはよかった」と微笑むご主人の表情は柔らかくて、窓からの光に似ていた。
神保町シアターへ。特集「神保町、御茶ノ水、九段下 "本の街"ぶらり映画日和」、今日は川島雄三「女は二度生まれる」と、佐藤肇「散歩する霊柩車」を。どちらも素晴らしく魅惑的なタイトル!
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: DVD
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「散歩する霊柩車」
西村晃主演のブラック・コメディで「豊満な肉体を持て余す人妻と、その浮気性に悩む夫が、大金目当てに強請を企てるが…」という話し。おもしろーい!西村晃の小柄な体型がうまく生きてて、ひょーいひょーいと身軽できもちよい。顔芸もタップリ。それと渥美清も淡々とヒンヤリしてる様がいい。そもそもタイトルが秀逸なんだけど(原作があるですね)、街中を霊柩車がすいーっと走り抜け、終いにはカーチェイスをするとか、シュールな映像でそれだけでオモシロい。ロケ地としては山の上ホテルなんだけど、名前がバーンと出る割に安い逢い引き用ホテルな扱いでいいんだろうか……
見終わって外へ出ると日が暮れて、合流しておでんを食べた。