散策/金沢

鰤起こし響く街

金沢はやはり基礎体力が違うなあと懐の大きさを感じた街だった。 確かに金沢の街も変わってしまったし昔はよかったという声もあることだろう。でもあくまでも金沢本来の風土はしっかりと受け継がれて浸透しているように思えた。普段何気なく使う町名、これが…

輝く薯蕷饅頭

金沢は茶文化が栄え和菓子屋さんが多い街だ。駅のお土産物コーナーは勿論街中を歩けば和菓子屋にぶつかるといった具合で、見つけては入ってわずかばかりの品を買っては食べていた甘道中にとある薯蕷饅頭をいただいた。普段はお茶席でしかお目にかかれないそ…

犀川〜新竪町竪町〜片町

→こちらからどぞ。【金沢日記 その1】【金沢日記 その2】【金沢日記 その3】【金沢日記 その4】【金沢日記 その5】【金沢日記 その6】と長々続き で、今日は【金沢日記 その7】です。 地図のサイズがズバリにならずモドカシイ。 W坂というその名のとおりのく…

本多町菊川寺町

美術館からさくさく歩き出して本多町/菊川、日本の普通の住宅街。旅先でこうゆうところを歩くことは楽しい。家自体は見慣れた姿が並ぶけど時折素敵な佇まいの「日本家屋」に出会う。特別広くなくても門から生垣から植樹からその向こうに見える建物のしつらえ…

これは旅のひとコマじゃない

次の朝は青空が広がっていた。冬の薄くて高いところにある空。本日はまず犀川あたりからぶらつこうとバスを待っているあいだ左手を上げて指で丸をつくって空を覗いた。まじりっけのない青。 ・・・もういちど行っちゃおう!と一転またしても21世紀美術館へ。 :…

90's in カナザワ

おでん食べて香林坊、この不思議な地名の由来が気になったのだけどお坊さんの名前から来てるのね*1! 金沢イチの繁華街、人も店もいっぱいで賑わっているアーケード商店街を久々に見た。(思い出ーす萩の日々)ふらついていると交差点の角にCD屋があった。古…

かなざわおでん

金沢旅行でごはんといえば恐らく海の幸!でありましょう。ちょうどコウバコガニが解禁されたばかりである。 しかし我らが向かったのはおでん屋さん。「金沢の」おでんが食べたかったのである。これは以前金沢のおでんには「里芋」が必須と知って驚いたことに…

ブルー・プラネット・スカイ

(金沢の旅記録を続けています)珈琲飲んで一息ついて空を見上げる。青かった。朝はどよんと白かったのにね。すでに3時を回り日はやわらかくなっていた。 そろそろ21世紀美術館に行こうともう一度向かった。 : 真っ先にタレルの部屋へ。深呼吸。 青い空に白…

珈琲バトン

かわいい看板の珈琲屋を見つけて入った。「東出珈琲店」。 入り口に焙煎機、左手はカウンター、厨房には若いご主人が常連客と談笑しながら珈琲を抽出している。右手にはテーブル席、買い物帰りのおばちゃん2人がいるけども会話がうるさく感じられない。 こん…

浅野川から尾張町

(11月22日から続いてます) ひがし茶屋街といわれるエリアから外れたところにあった店。 味噌屋さんとお米屋さん。古いながらも新しく生まれ変わっている。 浅野川大橋に戻ってきたところにバス停、ベンチがかわいいっ。 その向こうにこんな店。 こ、これ店…

主計町から東山

移動して主計町、「かずえまち」と読むこの町名は「加賀藩士・富田主計(とみたかずえ)の屋敷があったことに由来するとのこと。1970年に尾張町2丁目の一部となり「主計町」の地名は消滅したが1999年に全国で初めて旧町名が復活、金沢市伝統的建造物群保存地区…

ホワイト・プラネット・スカイ

兼六園の向こうに金沢21世紀美術館、楽しみにしていたところだ。 まだ9時を回ったところ。開館は10時だけどフリーエリアはもう見ることが出来る。円形の真っ白な館にどきどきしながら入る。まっさきに目当ての「部屋」へ、ところが専門学生くらいの男の子3人…

近江町市場から兼六園

再開発によるビル建設中、ここは近江町市場。 雑多な雰囲気が当たり前の市場もこんな風に変わっていくのだ。市場といえども観光客相手の品揃えと聞いていたのであまり期待はしていなかった。市場内の店は7時過ぎのこの時間帯に開店準備中、やはり本来の市場…

金沢駅前から此花町

朝7時、曇天の空、やはり寒い。ああ金沢をナメていた。いや金沢だから、ということだけではなく通り過ぎる地元の人々も「今日は寒いねー」と口々に言うくらいである。 駅前のロータリーは大げさなオブジェがあって(金沢の伝統文化をイメージしたとかいいた…

金沢日記 はじまり。

先週末所用ができ金沢へ行くこととなった。東京からふらりとは行きにくいこの土地、しかも何かと魅惑の多いこの地への訪問をそれだけで終わらせるワケはなく、木曜深夜に寝台列車で向かうところから今回の旅は始まるのである。 ::: 終点金沢の寝台列車「…