金沢駅前から此花町

朝7時、曇天の空、やはり寒い。ああ金沢をナメていた。いや金沢だから、ということだけではなく通り過ぎる地元の人々も「今日は寒いねー」と口々に言うくらいである。

駅前のロータリーは大げさなオブジェがあって(金沢の伝統文化をイメージしたとかいいたげな)ガラスの天井で覆われている。白いポールにガラス張り、この意匠は国際フォーラム以降良く見かけるようになったなあ。左手には真新しいファッションビル(1階には当然の如くスタバ)これだけで駅周りは劇的に変化したことがわかる。このビル、壁にイオンのロゴ。こういう店舗形態もあるのカー!とびっくり。
ここからまっすぐ続く道路を進むと新しいマンションが立ち並び開発の道を辿っていることがわかる。そんななかにぽっかりと広く空き地があった。舗装されていない駐車場だけども周りを不釣合いの垣根で囲まれていて、山茶花が咲いていた。きっとつい最近までここには邸宅があったのだろう。今はもうない邸宅が素敵な佇まいだったことを思わせる冬の白い花がここで咲くことはこれが最後なのだろう、きっと。