近江町市場から兼六園

再開発によるビル建設中、ここは近江町市場。
雑多な雰囲気が当たり前の市場もこんな風に変わっていくのだ。市場といえども観光客相手の品揃えと聞いていたのであまり期待はしていなかった。市場内の店は7時過ぎのこの時間帯に開店準備中、やはり本来の市場機能というよりも観光客相手ということなのかしら・・・

ここを通り抜けさすがに暖を取りたくなったのだけども店がなくそのまま路地をザクザク歩いていると、ぽつんと珈琲屋、出てきたご主人ドアに掲げた看板をくるりとひっくり返し「営業中」になった。ああなんてタイムリー!早速入って熱いブレンドを飲む。開けたとたんにいきなりの来客でさぞかし驚いただろうご主人はいかつい顔ながらも気さくに金沢話をしてくださったのち、三味線の練習に興じたのでびっくりした。
:::
温まったものの外へ出るとすぐに冷え切ってしまう。
尾山神社についた。この神門はステンドグラスがはめ込まれて異国文化の薫り漂うミスマッチで素敵なつくり。

ここを抜けると金沢城、ただいま復元設備実施中、更に進むと兼六園
冬の風景といって思い起こすのは「雪吊り」。木の頂点から傘のように広げられた縄の線の美しさ。

広い園内のスキのなさは素晴らしかった。いつ来ても気持ちがしゃんとするような。さすがの名園。管理体制、さすがに見事。
池に浮かぶ茶屋でお抹茶をいただいた。開け放たれた窓の向こうに池、その向こうに団体客が列を成す、茶屋から望むと園内の景色はのどかになってまたよいものだった。