昨日。静かにそろそろそぼ降る雨の朝にこのアルバムを聴く。
- アーティスト: Ida
- 出版社/メーカー: Tiger Style
- 発売日: 2000/07/11
- メディア: CD
- クリック: 24回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
会場のDUOに行くのは初めてだった*2
メンバー登場、せーのでもなくいつの間にか始まる音。リズム隊は殆ど絡まないアコースティックセッション、私が特に好きな"down on your back"の厳かなハーモニーにはぐっときた。音というものは空気を震わせることで聴こえるのだと実感させられる、静寂の空気が微かに震えて立ち上る、声。そうやって生まれる２つの声の重なり合い。際立つソングライティングの素晴らしさ。
しかし初来日のしかも初日ということもあるからか、音も声も固く出だしなどばらつきが感じられる点があり糸が緩んでいるようで、このままどうなるのかしらと少ーし思っていると、今日は２部構成で10分の休憩を挟むという。そして第２部はバンドセッション。リセットして漸く音が締まったようだ。このセッティングで改めて感じるidaの魅力は繊細な声が醸し出すアコースティックな響きだけではなく、ミニマルでサイケデリックな彩りが水面の深い深いところから導きだされるところにある。それはあくまでも密やかに。
彼らのライブを見ることができてほんとうにうれしく思うけれど、もうすこしやわらかい空間で味わいたかったなという贅沢な願いもあったりする。
これから日本国内を回るスケジュールを見ると、そちらのほうが空間としても音響的にも合っていて、メンバーも慣れてきて、もっとずっとidaのよさが伝わってくるのではないかなと思います。
*1:今年はこういうのが多すぎて、いったいぜんたいどうなっちゃってるんだろう？
*2:天井が高く１階席には椅子が並べられ２階席にはゆったりとしたソファ、２階のほうがゼッタイ良い！と思う。２階あること知らなかったよー。私の席は見るにはちょっとつらかった。先行で取ったというのに、、そこが第一に残念で仕方がない。それと場内の中央に柱が２本あったのでスタンディングならまだしも席がある場合は当たり外れが大きいハコと思われマシタ。ここ以前on airだったとこだったのでびっくりした！スケジュール見たらけっこう微妙なメンツ（失礼）ばかりだったのにもびっくりした！そんでもって空間の印象がねえ、日清パワーステーションを思い出しましたよ。。うわー、歳ですね。。。
