「TWEE GRRRLS CLUB」と「murren」

今日は下北へレコ屋をいくつか巡り、移転したjetsetで購入したのはファンジン。「TWEE GRRRLS CLUB VOL.2」。
VIVIAN GIRLSやPAINS OF BEING PURE AT HEARTなどのガールズバンドのインタビューが掲載されているのだけども、もうとにかく表紙からなにから誌面構成が!!

細かいフォントでびっしり打たれた文章を切り貼りしたレイアウト、手書きがあったりハンドメイドなしおりがオマケだったり、あっあ、'80年代後半〜'90年代初頭のまだmacだのDTPだのなんて、は…?な時代の、「英国音楽」〜「米国音楽」に
「mary palm」なあの手づくり感覚が詰まってて、私は泣いたよ…。(ああ抜け出せない…)book特集のレビューも素敵。
オトメなミニコミ誌も増えた昨今ですがそのこざっぱりな姿はどうも淡白で味気なく、かといってジンもなかなか濃ゆすぎてねえ…な私にストライク!でありました。
ミニコミ誌といえば「murren」は、好き。制作してるのは元「wandel」の編集スタッフのかたがた。「wandel」は山と渓谷社から出ていた雑誌で「kunel」の成功を受けてつくられたようなよくある後追い雑誌と云えますがさすが「山と渓谷社」だけあって「山歩きを楽しもう」ということが土台にあり舞台は山から海、そして街へ、散歩して出会う風景、その中に潜む自然植物や美味しいもの、ちょっとしたお洒落、想起する文学なんかがかわいらしく素敵で豊かなデザインと言葉にまとめられ、ぎゅっと詰まりつつもヌケた風が通っていて、それはもう私にズバリすぎる内容だったのでした。
しかし会社が買収され廃刊となり…。がっ!場を替えて新たに生まれ変わり、ミニコミといえども「プロ」なお仕事なのですが相変わらず「見て楽しい読んで楽しい」誌面で掌サイズも愛らしく、たいせつにしたいのだなあ。