目黒美術館を出て渋谷方面へ戻るならばJRを使うところだけど天気もいいし、ちょいと散策いたしましょう。手元の地図ですぐ近くにこんなくねくね道を発見して、歩きたくなったのです。
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くねりくねりとうねる上り坂は目の前の風景が予想付かなくて面白いです。
馬喰坂といい、標識を見ると「路面はいつも風雨にさらされ、大小の穴をあけていたためで"ばくろ"とは風雨にさらされ穴のあいた状態を示す、目黒の方言」とのことでした。(一口メモね)*1
上から来た人とすれ違う。狭いからお互い譲り合う感じで、とこういうときに「ああ昔の人々もこんなふうに行き交ったのかなあ」と不思議なキブンになります。その脇を車がぐいんと過ぎ去っていく。駒沢方面への抜け道となっている模様です。
ぐんぐん進むとこんなへんな分かれ方の交差点が。
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このあたりの道筋は結構複雑でごちゃごちゃしてます。昔は田畑が広がっていて地主さんも多いのでしょう。
駒沢通りとぶつかるところではY字になって、お宮がぽつんと残されていました。駒沢通りを超えると祐天寺駅へ向かう商店街になります。
その入り口には推理探偵小説中心の粋な古本屋があったり、かと思うと商店街から祐天寺駅周辺にかけては「昭和40年代〜50年代」で止まっているようなもああんとした空気が漂っていて、駅の向こう側のすぐ目の前には大きな石材屋がズガーンとそびえています。渋谷から3駅の利便性ある街に思えない雰囲気で不思議な街でありました。