宍道湖の夕陽


宍道湖の東側、宍道湖大橋から松江を望む。辺りをぐるりと回って18時過ぎ、宍道湖畔へ。

「鋸の歯のような刻みをつくって長く連なる山々の藍色とも黒ともつかぬ姿の背後から上空にかけて、くすんだ濃い紫の靄が幅広くたなびき、朦朧をかすむ紫が更に中天に向かうあたりは薄い淡い朱やかすかな金色になり、それがまた仄かにも淡い緑色を経て、青空の青さに溶けこむ。(中略)しかし、もっと浅くて近い湖水は、ちょうど線でも引いたように、深い所とは水流によってくっきりと区別されて、その線のこちら側は水面が隅なく微光を放つ青銅色、いや金色に青銅色を加えた赤みがかった渋い色になっていく。」
(小泉八雲「神々の国の首都」講談社学術文庫(P131~132)訳:森 亮)

松江旅1日目の夕陽が沈んで行きます。
5月6日〜9日まで、3泊4日の旅。いつもの如くだらだら書きます。のんびり読んでやってください。