割礼/星を見る

星を見る

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7年ぶりの6thアルバム。彼らのアルバムはもう随分と聴いていないけれど、久しぶりにやっぱりいいなあと思ったキッカケはdipが「ゲー・ペー・ウー」をカバーしたから*1なのでした(毎度すみませんね)。
デビューして以来、fool'smate〜SSE関連で耳にする機会は多かったけれど、活動をモレなくチェックするほどでは無かったのが正直なところ。んでも久々に聴いてウネリのあるポップな楽曲にキャーッと盛り上がって、タイミングよく新譜発売!
これがまた、期待以上の素晴らしさ!失礼ながら、こんなに好みだったっけ?と思ってしまうくらいで、深く深くゆっくりと沈みながら旋回し拡散するフィードバックギターの美しさといったら。この響きにもうもうもう、泣く。泣いてしまう。そしてドラム・ベースが密やかにでもしっかりと世界を支え、幅を広げて行く。そこへもあっ〜としたボーカルが乗っかって。見事なまでにクィィッと、ココロを点いていくのです。近年はちと迷走感がありましたが、「割礼」な世界感の構築が統一され、バンドアンサンブルがすこぶる良いし、録音(サウンド・デザイン)もいい。ジャケもイイ!
一体何があったんだ?と思えるほどなんだけど、基本的なモノは変わっていなくて、宍戸さんの今と、バンドメンバー、そして現スタッフ(レーベルがP-VINEだったからビックリした!だから今回制作〜プロモーションがいいのかしら…)とのバランスが良く、尚且つ時代に合ったんじゃないかなあと感じます。彼らは雑誌に載ったりフェスに出るようなバンドではないけれど、地道にライブ活動を中心に長年続けているからこその境地のように思えて、なんだかとても嬉しくなる。

*1:2マンでライブをお願いしますーッ