HMV渋谷で非常階段インストアLIVE!!

この報を知ったときはキター!と驚きましたが、「ボルヘスを殺せ」コーナーから漂う死臭のようなノイズでHMV渋谷の最後を飾るなんて、担当者さんの想いが伝わってきます。HMV渋谷=渋谷系という図式で一般的には止まっているだろうから、普通に聞いたら疑問符でイッパイでありましょう。

さて本日14時〜のイベントは3階フロアにて。その前にCD買い足したかったので早めに行ってたんですが、1時間ほどまえから既に集まり始め、どんどん数が増えてきてビックリ。
いかにも「ノイズファンです(男性)」「アルケミー好きです(女性)」な方々が前列を固めつつ、非常階段とか関係なく、「この祭りは観とかねば」な若者までギッシリ。ちょっと仰け反りながら始まったライブは、つんざくノイズがゴーーーッピーーーーーッと店内に響き渡る。狭いスペースには柵も無いから、ステージと客席の境も無くなり、おしくら饅頭状態でグチャグチャのカオス状態に。ここはドコだ?耳を直撃するノイズは気持ちよくて、楽しくて、ヘラヘラ笑っていました。何やってるかは全然見えなかったんですケド。
「明日も営業するんだし」で、店内がメタメタになることは無かったけども、PAがトんでしまいましたよ…。そりゃーそーだ。
「皆がCD買わないからここが潰れます。でも潰れるから非常階段がHMVでライブできます。」って言ってたけど、閉店を「祭り」として盛り上げた「エンターテイメント」なライブでありました。
JOJOさん、カッコヨカッタです!

こういう「変なコト」が出来る場であったハズだし、「よく知らないけどオモシロイことがあるらしい」って人々が集まってくる場であったハズだし、「買う」目的が無くても来てしまう場であったハズだし、そんな本来の店作りを今最後に思い出させてくれたのではないでしょうか。

そのあと花火大会に行き、打ち上げ場所のすぐ近くで見ていたらさすがに音がドカンドカン大きくて、いちいちビックリするくらいだった。むー、今日はいちにち、耳を酷使し過ぎたなあ…。