今年の音甘映画館 【音編】

V.A / Spectra - Guitar in the 21st Century
レーベルでの紹介http://quietdesign.us/qdspectra.html
amazonのリンクGuitar in the 21st Century

今年はこの一枚に集約されていると改めて感じています。
そもそもは5月の岡山旅で出会った音盤。その際に在庫切れで買えず、東京に戻って探しても見つからず、結局岡山の店の通販で購入したという…。詳しくはこちら→「倉敷で出会った音盤
「即興〜アンビエント〜音響といった類のギターインスト」という「音自体」も、ここから私の好みが拡散していく印象があったし、「音との出逢い方」としても、どんどん実店舗が減っていく中で「ふらっと不意に偶然に」な出逢いは大切にしたいものだなあってつくづく思うのです。あとで知ったのですが、このCDは秋山徹次さんから直接納品されるそうで、しかも秋山さん宅は私のウチと結構近いみたいで…逆輸入みたいに我が手元にやってきたのが、面白かったです。


Luck in the Valley (Mlps)

Luck in the Valley (Mlps)

昨年12月に亡くなり、遺作になったことがほんとうに残念。こういうギターワークに弱いのです。
ここで試聴できます→ http://www.thrilljockey.com/catalog/index.html?id=104564

Ruth Garbus/ RENDEZVOUS WITH RAMA
http://www.myspace.com/ruthgarbus

「霞がかった」と形容されるリバーヴを効かせたサウンドがあちこちで矢鱈と目立っていて、ただ装飾施して見えなくさせているようでなんだかなあと思っているのですが、これはよかったな。イマドキフォーキーなサウンド


I See the Sign

I See the Sign

「トラディショナルが今の時代にアップデートされた」的な音もまあよくあるけれど、結局のところそのメロディと声が自分に合うかどうななのです。これは我がスイッチがパチンと入ってしまう、ひざかけのようなアルバム。


Flaws

Flaws

BOMBAY BICYCLE CLUBは何故かイマイチ盛り上がらないバンドで、2ndもこんなに素晴らしかったのに人気ないなあ…。「ロキノンクロスビートやスヌザ」的セレクトにも上がってこないですね。本作は確かに地味だし、前作のセルフカバーもあるし、小品扱いかもしれない。しかし、彼らの意識の高さ・音楽性の特異さ・血肉が感じられる内容で、ずっと聴き続けるであろう作品。


星を見る

星を見る

にしても割礼の7年ぶりの新作は凄かった。今、この2010年にいきなりドーンと聴かせてくれた。ゆっくりと足を踏みしめて、深く深く沈んでいく。


実のところまだ聴いていない2010新譜も多々あるし、ここに音盤として敢えて挙げない2人組もいたりしますが…。

最後に、何このフィッシンガーな映像…!音もかっこ良すぎのツボ過ぎるsoft moonはこの間アルバム出たばかり。限定のレコードは真っ黒な手作りシルクスクリーンジャケ!好き好きー。

「音楽」は今年もアレコレありました。あとで雑感として総括的に書く予定です。