今年の音甘映画館 【映像編】

思えば年初に”恵比寿ガーデンシネマ閉館”で「人生万歳!」、”シネセゾン渋谷閉館”で「エレファント」と続き、映画館というハコとはなんぞやと考えさせられてしまうなか、「漂流する映画館 〜 5 windows」の『街全体を映画館』とし”散歩しながら観る”という試みには大きく拍手を贈りたいし、「海炭市叙景」の『市民参加の、観光映画ではない映画づくり』の挑戦も意義あるものだったと思う。

しかし今年はなんでだか、ゼッタイ見たいって気分が盛り上がる新作があんまり無かったのだよなあ。。。とはいえ「さすらいの女神たち」の光の端っこのあの感覚は深く心に刻まれたし、「エッセンシャル・キリング」も面白く奇妙で美しく、「 Upside Down 」にはバンザイしたい。
そして、神保町シアターの企画には毎度ワクワクさせられ、特に「東京の恋人」「あした晴れるか」「誘惑」「その場所に女ありて」を見ることが出来てよかった。人と街が描かれている映画は楽しいな。
あと、爆音上映での「夜よ、こんにちは」。満ち満ちた強度に打ちのめされた!