珈琲と三日月

今日は予想通りとても忙しかったけれど、なんとか明日に残さないように終えることが出来た。今の部署は人に恵まれていて、有り難い。ちょっとだけ頭の付け根がジリジリ痛くて、珈琲飲んで落ち着きたいなあと帰宅途中に喫茶店へ。馴染みだけど久しぶりだった私を笑顔で迎えてくれた。静かにJAZZが聴こえ、窓から涼しい風が吹いてきて、珈琲の酸味と苦味とともに頭にじんわり滲みてゆく。明日から北の街へ行くんです、わーいいですねいってらっしゃい。扉まで見送ってくれて、おやすみなさいとおじぎする。珈琲を飲むことで心の空気が入れ替わる、こういう店の大切さを思う。曇空だけど細い三日月が照らしてくれたみたいな夜だった。
帰宅して、トム・ヴァーレインの「ソングス・アンド・アザー・シングス」を聴いている。滋味深い声と音。