閉店するレコード屋と変わる街

土曜日は下北沢へ。いつもの感じでうろうろてくてく、路地奥にあるフォーク/トラッドのレコ屋へいったら、6月3日で閉店て!明日じゃんか!中に入ってぐるぐる見ていたら、お店のかたがゆっくり見ていってね、ってやさしくいってくれました。いろいろたくさん欲しかったけれど、John Renbournのアルバムを買いました。

Another Monday

Another Monday

最後にありがとう。レコファンももうすぐ閉店するのだよなあ。
歩いていると、古い商店や駐車場が新しくテナントビルになり、1階に派手な飲食店が目に付くようになった。いかにも個人商店ではないような、店と街が地続きではないような、店主が表に立っていないような、店。こういうことがほんとうに増えたなあ。街のところどころがギラギラした雰囲気に変わってきた。そういえばこの間行った神楽坂もそうだった。来る度に商店がテナントビルになり、チェーン店がオープンする。そんな変化が加速してる。
どことなく渋谷の変化を思い出す。2000年に入って一気に、郊外の国道沿いに並ぶよなチェーン店が増え、レコード屋が無くなった街。街が個人のものではなくなっていくような気がするんだよ。
下北のシンボルであった露崎商店が壊された跡に出来たビルの、1階に入った”オシャレ”なラーメン屋はあっという間に閉店し、未だ空き店舗のままだ。

「5月のお散歩」を書きました。電車と光と猫。 → http://d.hatena.ne.jp/mikk/20120531


話はまったく変わりますが、マイブラの2月の来日公演、2日目を申し込んだら当たってビックリ!競争率低かったのかもですけど。。。まさか、ライブ見ることになるなんて、この歳になって見るなんて、ぽかーんとしてしまう。あの頃の私に知らせたいよ。正直なトコロ、行ってしまうと自分の心の内にあるものが崩壊しそうで怖いのだけど。なんというか、ねえ。


そして例のトリビュート。一番驚いたのはマスタリングが中村さんだったこと!ギャッ! 憧れのミュージシャンをトリビュートするような活動をしてきた彼らが、逆にされる側になるなんてね。そして、私はやっぱりあの唄声が好きなんだなあ。のべんばさんのアレンジが素敵だったなあ。あの曲の儚さを純粋培養して大切に手のひらで包み込んでいる音。