再びハローやながせ

名古屋旅記録続きます。3年前に訪れた岐阜市へ再び向かいました。名古屋からも30分程度と近いですが、元々城下町として栄え、戦後は柳ヶ瀬が商店街として繁盛し、最近では伊東豊雄設計による話題(いろんな面で……)の図書館が出来るなど、新たな動きが多々あり、また歩きたいなあと思っていたのです。

駅からずずずと歩き、

アーケード商店街の奥に

やながせ倉庫。以前書いた記事を参照ください◎
http://d.hatena.ne.jp/mikk/20130506/p1
「昭和30年代に建てられ、寂れて空き店舗だらけの雑居ビル」を相続したオーナーが、名古屋のクリエイターズマーケット('99年開始のようです)主催者に「若手作家が集まるテナントビル」を薦められ、2004年にはじめたのが「やながせ倉庫」です。改修は入居者とオーナーが共同で行い、テナント料を格安に設定して若い人が開業しやすくなっています。


3年経ちましたが、まるで変わっていない雰囲気が随分と閉鎖的に思えたのは、私が歳をとったからかもしれません。名古屋の覚王山にも古いアパートを再利用したこの手の集合店舗がありましたが、手作り雑貨類のテイストが皆、似通っているのが気になるところ。


最近では柳ヶ瀬商店街で、”「手づくり」と「こだわり」の詰まったライフスタイル”をキーワードにした「サンデーマーケット」が月イチで開催されているようです。アーケード商店街全体を広場として集客し、オーガニック、アンティークといった言葉が垣間見れるのがナルホド。


そして柳ヶ瀬商店街のお隣、美殿町で前回訪問時に準備中だった「まちでつくるビル」も稼働していました。

シェアオフィスだそうです。

エントランスのデザイン処理がイマドキなテイスト。この他にもこういったビルが幾つか生まれているそうです。「まちでつくるビル」も当初はやながせ倉庫のような小売店が集まった場を目指していたところ、なかなかスムーズに進まず、“つくる”人を集めたシェアビルになったとの話に、短いスパンの中での変化を感じます。


90年代の高円寺な表現とゼロ年代の手紙舎な表現とテン年代のシェアする表現がリンクして、2020年代はどうなるのかなと岐阜の町を歩きながら思うのでした。


(以下の記事を参考しました)
http://liverary-mag.com/lifestyle/13915.html
http://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00397/