The Vaselinesの「Dum-Dum」!

6月末の話を今更しますが。 HMVによる「GET BACK SESSION」という”人気のアルバムを収録曲順どおりに演奏する”企画(何故こんな企画を、今のエイチが?)があるそうで、今回なんと(何故か)The Vaselinesが「Dum-Dum」を演奏しに日本へやってきた!

いわゆるアルバム再現ライブってなんだかなあと思っていたのですが、「Dum-Dum」ということにビックリして当然会場へ向かったのでした。いやー、楽しかった!笑顔でからだをくゆらしながら、すっごく嬉しい時間だったなあ。
音はめちゃくちゃパワフル!サポートでベルセバのギターのスティーヴが入ってて、要はギター3本なのです。ギュインギュイン唸ってて、若いなあー!
フランシスはユージンとまさに掛け合い漫才、大阪のオカンか?と思うようなノリツッコミで、一人でゲラゲラ笑うフランシスにタジタジなユージン…結構キワドいこと言ってるのがなんとなくわかるんだけど、英語の聞き取り能力が私にあれば…(遠い目)

で「Dum-Dum」を全曲といってもあっという間に終わっちゃうので、一旦去ってから、再び登場。一番新しいアルバムや"Molly's Lips"に"Son Of A Gun"など有名になった曲を披露、この第二部のほうが長かったくらい。

全体的にスティーヴのギターがすごく良かったなー。ちょう盛り上げてくれた。ベルセバは初来日のときしか見に行ってないけど、いつもあんな感じなのかな?
それにしても最後まで超テンション高くてパワフルで、、、時を経てオッチャンオバチャンになった彼らにこんな演奏を聴かせてもらって拍手喝采、アリガトーってバンザイしたい。私もこんなふうに歳を重ねようっと、ね。(アルバムのジャケ改めて見ると、イヤー、月日を感じますなー。。。ねえユージン…)

何度か書き留めているロディ・フレイムによる言葉「コワイ格好でヘンなことするより、普段着でヘンなことした方がよっぽどパンク」を再び胸に。まるでお散歩姿のようななフツウの服(失礼)着た熟年夫婦(失礼過ぎ)がね、あの力強い吹き荒ぶほどの音!吸引力ある声!でタッタカタッタカ演奏しては大笑いしてさ、ホントにヘン!でもステキ! あー、グラスゴーの風に吹かれてみたいなあ。

最後にいちおう敢えて書くけど、前座が謎でした(2日め) まだ有名じゃなくてもVaselinesに近しい音の若手バンドなんているだろうになあ。