起点を変える

馴染みのカレー屋へ。今日は初見のメニューがあり頼んだら今までに無い味わいで、とても好みだった。駅を北上、このあたりは大地主さんがいるのだろうな、広い屋敷と隣接した田畑を持つ家がやたらと多い。道路は見事に縦割りでなかなか曲がる角が無い。陽がさして、暑いくらいだ。遠くに見えていたマンション群はあっという間に目の前になった。何棟もあり、いったい何世帯住むのだろうというほどの巨大な民間マンションだけど、敷地前のバス停の名前は「○○団地前」だった。以前は公団だったけれど、建て替えで民間に売られたのかな…。向かいに閉ざされた古い商店がいくつか残っている。まだ咲いていない桜並木を進むとまたマンション群。こっちは公営だけど民間に劣らずな構えを見せる。凄いな。バスに乗って終点のターミナル駅まで行くことにした。バスに乗れば一本だけど、なかなか遠いな。馴染みの無い街、それも幹線道路を歩くことはあまりないから、車窓風景が楽しい。看板の表記やマンション名ひとつ取ってもその街が感じられる。四方八方から車が合流してきて流れは太くなり、駅の手前の交差点でバスを降りた。馴染みの街を歩くのも、起点が異なるとまた違った顔になる。