「情婦」/ 秋祭りの街角

金曜日は神保町シアターにて、特集 ”もう一度スクリーンで観たい 秋の洋画名作集2”。ビリー・ワイルダー監督の「情婦」を見ました。

情婦 [DVD]

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むかーしビデオで見た以来、やっぱり息が止まり溜息がこぼれるほど面白かった。隙がないほど巧過ぎる。チャールズ・ロートンのたぷたぷな顎周りが愛おしい…とは昔は思ってなかったなー、多分。それも時の流れ故? うう、大満足。
帰り道、気持ちよくってすぐ電車に乗るのが勿体なくって、ちょっと遠回り。古いビルヂングは空き地になり雑草が生えていた。夜のビジネス街の静けさが心地よかった。


今日土曜日は朝から蒸し暑く、汗がダラダラ出てくる始末でほうぼうへ歩き回るのは止め、バスに乗った。初めて通る道なりの風景をバスの速度で楽しむ。


見知らぬ街の真ん中へ進み、降り立った。

・・・ぽつん。ハテ、ここは何処?

まだ畑が残っている住宅地、狭小住宅も増えて来ている様子。

ぐるりとしばし歩いて、大通りに出て再びバスへ。
バスの車窓から幾度も目についたのは、今日は秋祭りを開催している地域が多くて、通り沿いにはお飾りや垂れ幕があり、子供神輿のお囃子が聞こえてきた。神社前には大人達がお酒を並べてる。こういった光景は住宅地でも、渋谷新宿のような大きな繁華街でも見られるけれど、これだけ時代が変貌しても引き継がれるものなのだなあ、と毎年不思議でもある。