小石川から飯田橋、それから、、、

樹々の葉の緑が萌えてきらきらと輝く。青空の下、歩き出さずにはいられない。
今日やってきたのは小石川の住宅街。家々の角はつつじが紅く彩られ、目に麗しい。

閑静な住宅街に突如表れる石碑。なんと「切支丹屋敷跡」、今は個人所有の建物になっていて面影も無い。それが逆に、この地に埋もれているものの強さを感じずにいられなくなる。別にスピリチュアルなアレじゃなくってね。

坂道の佇まいにふっと遠い昔の往来が感じられたり、そんな土地の記憶はどんなに時代が変わっても残るのだと思うのだ。

いわゆるビンテージマンション。配管やら防水やら、設備の古さをどうカバーしているのか気になる。。。

かっこいいビルヂング


誰?

ダリ?(あれ?)

住宅のあいだに鳥居。

道なりは坂が続き、下っては曲がり下っては曲がりを繰り返すと辿り着いた小石川後楽園


石垣の石に「山」だとか印が掘ってあってなんだろと思っていたら

江戸城外堀の石垣を再利用した石積で、その石垣を築いた大名を表すために「刻印」がされており、「山」は備中(岡山県)成羽藩主”山崎”家のことだそう。


新緑が広がり、光が溢れ、藤棚は楚々とした姿を見せる。
立派な日本庭園なれど辺りをオフィスビルやマンションで囲まれて、そのうえ娯楽施設のジェットコースターからは甲高い叫び声が止まず、樹々の緑の向こうにぽっこり見える白いドームに至っては失笑してしまう……。

後楽園を過ぎて首都高の高架をくぐる。現在補強工事中でベニヤな囲いがされていてちょっとコワい。これを超えると

道路建設中だった。ズガーンと一本の真新しい道。辺りの建物も新しくされていて、でもちょっと外れると古い建物が並んでいて、時間軸がおかしい。
ストリートビューのタイムマシンで2009年を見たら、少なくとも90年代後半に建てられた家屋があったのでなんともいえない気分に…。

マンションのフォントがかわいい。
それからちょっと数駅電車に乗って餃子を食べて、また歩き出す。



おばあちゃんが営んでいたパン屋のあった木造長屋は閉鎖され、建築の看板が付いていた。

この界隈は家屋の敷地よりもコインパーキングのほうが広いくらいだった。
地下鉄に乗って今日の散策はこれにて終了。(追記:じゃなかった。他の路線へ移動するのにまた歩いたんだった。久しぶりに歩いた街、飲食店が結構様変わりしてて、思い出の店ももう無かった。)