一本線

出社すると52型のテレビでNHKが音無しでついており、しばらくすると始まった「あまちゃん」を背に仕事の朝。。。
「帰って、あまちゃん見るぞー」って思えることは幸せだなー。


神木君主演のドラマを見始めたら、舞台がこの間散歩したときに通りかかって写真撮った店でビックリした!

閉店して廃屋と化したのかーっと思ってけど、店名の看板ってセットとして誂えたものだったのか。。。建物を活かして巧く作られるものなんだな。
大きな街の外れで、時間が止まったままの商店が並んでた。かつては庶民的な住宅街だったのだろう。周辺のどの駅からも離れていることで「人里離れた」かのような地域だった。都内の中心には結構こういう街がある。交通の便が悪いことで戦後の急激な発展が抑えられたような。なんとなく60〜70年代の匂いがして、幹線道路沿いだと80年代的になる。看板とか店名とか、そういうの。
あの街のいちおうは最寄りになるのかな…という駅の裏の路地に入ると古い木造の集合住宅がいくつもあって、驚いた。閉鎖されたままのところばかりかと思えば、洗濯物が干してある。ももひきだったり肌色の下着だったりで住んでいる年齢層が伺える。
その向こう側には新しい道路が突き抜けていて、このあたりといえば長らくズガーンとした空き地とガードレールとポツンと残っている家屋という無惨な印象しか無かったからこれまた驚いた。道路は街の雑踏を断絶するかの如く一本線をひいたようだった。
高度経済成長期、都内に走る主要道路はこうやってガンガン作られたんだなあ。ああいう道路が当たり前に思ってたけど地図で見ると、今作られてる道路みたいに街を横断してるものね。