live at unit

24日 土曜日の夜。久々のunit。今日の企画は対バンにThe fin.とNOT WONKで、いい組み合わせでした。
finは昨年出たアルバムにハッとさせられてたのでライブが楽しみだったんだけど、うん、期待を裏切らないカッコよさだった。バシッと決まってて気持ちよかったなあ。音色がね、なんていうか日本のバンドにありがちの湿ってネチッとしたとこがなくて乾いてて、洗練されててよいのです。音の感触、醸しだされる空気が好き。神戸出身ということで、MCは関西弁でフランクなとこが関西人気質と今の若者故の発言とあいまって面白かった。
「日本のバンドって憧れで音楽を作っている部分があるように思っていて、アジカンが好きやからこういう音を作ろうという感じで。答えがあってそれに近づくように頑張っているというイメージですね。でも自分たちはそうじゃなくて答えはないと思っているし、何がかっこいいかも分からんし。」「こういう音が良いなっていうんじゃなくて、こういう音の出し方があるんやっていう発想」ーーー こんな発言のあるこの記事が興味深かったです。  → 「【interview】The fin.『Glowing Red On The Shore EP』
NOT WONKは音も歌い方もMCもまさに日本のバンドって真摯さが私にはピンと来なかったけども、人気が出そうだった。


そしてdip。不協和音なSEがすごくカッコよくて、これから始まるライブへの期待が更に高まった!誰の曲なのか知りたいなあ。いずれツイートに出てくるかな。1曲目の新曲「krauteater」も堂々と板についた感じ。高速でビューンと突っ走っていくのを体感しながら、ああそういえば以前は”カラカラの荒野をあてどなく走っていた”ナアと思い起こした。今はとても安定感があって、希望(!)を感じるのですよ。但しこの曲、反復反復な展開の果ての、忘我するスイッチが”曲中に”あるともっと嬉しいかな……。続いて「9souls」、かれこれ10何分以上叩きっぱなしなのに高速化するドラミングが凄かった。 新曲といえば中盤に今回初披露の曲が!冒頭はふと「bent your head」を思い出すよな切なさが感じられて、クリントーンなギターと印象的なベースラインの絡みに惹きつけられました。80年代っぽい?ところがあって(あくまでも主観です……)、さっきのThe fin.との系譜を思ったり。そしたら途中で展開が変わって、ポスト・パンクなキリキリさ(あくまでも主観です……)にワー!とシビレタのだった。この曲はスゴイ存在になりそう。。。これからどう変貌するか楽しみだー。次は下北queでワンマン!12月23日祝日! http://dip.under.jp/dip_official/archives/2015/08/live-dip-oneman-2015.html