小豆島は町だった。

GWの旅記録続きます。


小豆島へは初めて。新岡山港からフェリーで1時間10分ほど。近いなあ。長野育ち→東京在住の私にとって「島に行く」って「異国に行く」くらいなイメージなんだけど、地元の人にとっては気軽なリゾート地なんだなあ。車でさっと行けるしね。この距離なら日帰りで気分入れ替えに行く場所になるのね。

潮の干満によって砂州の道があらわれるらしい。ちょうど見え始めている時間帯で、潮がぶつかっている様が面白い。

浜辺で猫が寝てました。

”潮が引くとあらわれる、このエンジェルロードで手をつないだ二人は将来結ばれる・・・”んだそうですよ・・・(ひそひそ) でこういう看板のセンス・・・(ひそひそ)

そんなロマンチックな場所にこんな名前の神社があって、エー!



海からバスに乗って進んでいくと、

山ーーー!棚田が広がる田園風景が。さっきまで海にいたのに!



田園の中に唐突に立つ、アートイベントの作品。期間は外れていたけれど、これらを見て回る人も結構いるようでした。おにぎりや野菜たっぷりの定食を出す人気の古民家カフェもあり、人々は山村風景を求めてこの界隈に訪れている感じ。小豆島って海って思い込んでいたけど、こういう見立てもあるんだな。



少し港のほうへ戻ると

くねった路地裏を「迷路の街」として売り出しているものの、今となっては空き地も多く迷い込むほどでは無かったり


全国チェーンの洋品店やコンビニが並んでいて、とても開けていました。平地を歩いていると個人商店と住宅が続く街並みに、島であることを忘れてしまうほどです。そしてパン屋、焼き菓子屋、カフェなど若い人たちが始めた店も増えていて、それらが特に「島生活」を意識させない「イマドキの平熱」な佇まい。
広い面積を持つ小豆島は海あり山あり平地あり。エリアごとに表情が異なって、それぞれの生活圏を感じます。醤油や素麺、オリーブといった地場産業が今も盛んであり、それに伴い居住者も多く、観光地としても時代とともに様々な顔を持つことで常に賑わう小豆島は、島というよりも「町」として成り立っているのだなあと思わされたのでした。