新潟建築あれこれ

新潟市美術館


1985年、旧新潟刑務所跡地の再開発として整備。設計は前川國男新潟市出身とのことですが、最晩年の作品になります。オリーブグリーンの艷やかなタイルが美しい。2012年にリニューアルし、ところどころに感じられるイマっぽさと使われ方とのバランスが難しい印象。

新潟市体育館





1960年竣工、設計は宮川英二・加藤渉。コルビジェを思い起こすモダンなデザイン。丹下の代々木体育館のような(こっちのが3年前ですが)婉曲した屋根。とても素敵。体育館としての設備的には厳しいとは思うけれど、このまま残っていてほしい。

新潟県民会館


体育館のお隣。1967年竣工、設計は佐藤武夫。これもカッコイイ!市体育館が曲線ならば、こちらは直線でバシッと。惚れ惚れする。

新潟市民芸術文化会館


1998年に長谷川逸子による設計。ガラスウォールが眩しい。信濃川に沿って広がる白川公園を一体化した空間として開発されていて、パンチングメタルの通路で繋ぐような構成。ここには先に上げた体育館と県民会館があって、こう見ると建築の流行りが感じられるのが面白い。

長岡市役所


2012年、隈研吾による設計。木材をアクセントにしたところが隈スタイル。新潟の重い雪が滲み続けて劣化が早そうな気もしなくもない。ガラス張りで窓口内の職員の動きが丸わかりなので、ちょっとかわいそうでは。。。駅から屋根付きのペデストリアンデッキを渡ってそのまま、3階のエントランスから庁舎に入る導線がすごい。

ステージえんがわ


2016年、三条市のまちなか交流施設としてオープン。設計は手塚貴晴+手塚由比。自由に使える多目的スペース且つ、一部は市が運営委託した飲食店、しかもスパイスカレーなのがまさにイマドキな特徴。ショップは東京の有名カレー店プロデュースなんだけど、本家よりも美味しかったです。

この入口のテーブルに先客が・・・。