皐月の振り返り

5月後半のあれこれ。

headlights

headlights

sugar plant、18年ぶりに新譜が出るなんて!発売前日の会社帰りにユニオン寄ってワクワクしながら帰宅。二人して並んで聴いた。すこぶる気持ち良い音を紡いで編み上げた柔らかいガーゼのブランケットに包まれて、そよそよ吹く風を感じながら眠る。そういうアルバムだった。音の繊細な響きがすぅっと心に入ってくる。そしてふと、お腹の底にズトンと落ちてハッと背筋が伸びて、意識が飛び時が止まるような・・・こういう感覚に陥るアルバムはそうそう無い。まさかのあの曲のカバーも素敵だなあ。今作もこれからも続く永い歳月のなかで聴き続けることだろう。



西新宿の暗渠上の遊具が撤去される報が話題になっていて、ちょろっと行ってきました。また改めて記すつもり。



20日はヤマジさんのライブ / 楽しかったー。感情の記憶が別途綴る・・・んだ!


Ost: Call Me By Your Name

Ost: Call Me By Your Name

君の名前で僕を呼んで」美しい景色の中で生まれた刹那で永遠な夏のひととき。80年代イタリアが舞台で、テレビやディスコで掛かる音楽がUKUSとはまたちょっと違うヨーロッパ/イタリアンなポップスなところが興味深かった。スフィフィンくん(注: スフィアン・スティーヴンスを言えなくてスフィフィンくんと呼んだまま今に至る)の楽曲がやわらかく切なかったし、サイケデリック・ファーズを聴くたびに「あのダンス」を思い出すことになるのかと震えているよ・・・。エリオくんのマチス柄シャツも最高。トーキング・ヘッズTシャツも着てた。80年代が舞台の映画でよく小道具的に使われるけど、あの頃はトーキング・ヘッズってオシャレな若者にそんなに絶大なアイコンだったのかな。評判通りとても美麗な世界だったけれど、私の胸の奥には刺さらず、スーッと風が通り抜けたような映画だった。人気声優を起用した吹替版を制作し大人気というのは、ナルホド・・・。


あともう1本映画を見た。これについては別途書きたい。この手の映画を見て受け止めることが出来るくらいに回復したなと思えた。


誕生日の夜にY氏が近所の美味しい和食屋さんに連れて行ってくれた。「脂がのった鯵なんですよ〜」と出された刺し身に、トロが苦手な私はちょっとたじろぎつつも美味しくいただいた、のだけど直後に猛烈に胃が痛くなった。一旦落ち着きほっとして最後まで美味しくいただいたものの、翌朝から胃の痛みが増して何も食べることができず、次の日の午後に漸く葛湯を口に出来た状態で、さすがに医者に行き、胃の衰えを指摘され、漢方を処方されたのであった。ということで、この1年の課題がハッキリと出されたような御年の幕開け・・・。