映画8番勝負!

気がつけば映画鑑賞記録をしていなくまとめて書くことにスル。

■「フォービデン・ゾーン
手作り感溢れる美術とアニメーション、ウキウキしちゃう音楽のカッコよさとくっだらなくて下品な言葉と動きのしょーもなさとが渦巻いておっもしろかったー。王様と教室の黒人さんにめろめろ。。
■「ファスター・プッシーキャット キル!キル!」
ゴーカイに突っ走ってく女がカッコイイ!改めて見てもこのハチャメチャな突き抜け感がたまらん!
■「モア」/「ラ ヴァレ」
ピンク.フロイドが音楽を担当した幻の作品というフレコミに誘われ、ドラッギーでサイケデリックな映像を想像していたのだけどそうではなくて、70年代のドラッグ&ヒッピーカルチャーを冷静な視線で捉えたわかりやすい社会風刺映画(?適当・・)だった。「モア」を見たら「ドラッグいくない!」と声上げるねそりゃ・・。(単純)「ラ ヴァレ」はビュル・オジェ主演にココロ踊ってたらセレブが原住民のいる奥地へ旅して未知の文化を知ることで「真の私に出会った・・」みたいな「ウルルン」めいてきて、映像から思いっきり引いてしまいこういうのどこかで・・と思うトコにリンクして男のキメ台詞が。ああ結局あのころも今もなにも変わってないんだと思わされた。そういえばよく女性誌でその時々の人気女優がアフリカを旅して「自分を発見できた」的なものあるけどうさんくさいよねえ。にしてもフロイドの音楽はナンだったのか・・ナゾ・・・。
■「once ダブリンの街角で」」
アイルランドの風土が生み出す人と音楽の関係性と音楽によって近づいていく男と女2人の微妙な距離感は確かにいい映画と思わせる描き方なのだけど、昔の恋話がフィルターかかって映し出されているようでミュージシャン志望の男が過去を回想しているんじゃと思えてきた私は相当ひねているのかどうなのか。ある意味直球すぎてワタシには気恥ずかしさが残った・・。アミューズ久々に来たらカフェがなくなっててビックリした。
■「ミリキタニの猫
自分をガンっと持っているからこそ数奇な運命を辿るものなのか。鮮やかな青と赤の強さと彼の表情とが重なった。
■「スクリーミング・マスター・ピース」
冷たい氷の分厚い塊、内部はふつふつ沸いていて、この風土が生み出した人々の逞しさが青と白と黒の光と闇のなかにこめられていた。登場するミュージシャンがちょっと多すぎるように思うけど、こういう映画をつくれる土壌がスゴイ。アイルランド旅行をした友達の話や写真を思い出す。人の力をまるで感じない圧倒的に凄まじい荒涼とした自然のなかに暮らしていれば人間として何かを生み出したくなる気持ちになるように思うし、ロマンチックにもなるように思える。
■「トランシルヴァニア
・・・ダメダメな女と男の逃避行にしか見えずそこにしょうもないなあというあたたかな眼差しを持つことは出来なかった。ラストシーンから新しい何かが始まるというのだろうか。