森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展「共鳴する静かな眼差し」

上記「ネオ・トロピカリア」に引き続き。地下のフロアでは森山大道と、ブラジルを拠点に活動するミゲル・リオ=ブランコによる二人展が開かれています。この写真展のために、森山大道サンパウロを撮影し、ミゲル・リオ=ブランコが東京を撮影したもの。
「いつもと同じように街を彷徨い、いつもと同じようにスナップを撮った。」という言葉通り、灼熱の光が降り注ぐサンパウロの街角は森山大道が撮るとモノクロームでざらついた"彼だけの街角"になる。同様にミゲル・リオ=ブランコが撮る東京は極彩色でツヤツヤ艶かしい"彼だけの街角"になる。でも確かにサンパウロの/東京の空気がむうんと切り取られていて、見知らぬサンパウロの風を感じたいなと思い対して東京はギラギラとキモチワルく思えた。