米子さくっと巡り

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さて旅の最終日。松江から植田正治写真美術館を経て大山をまわり、「一仕事終えた」充実感でイッパイだけどまだお昼過ぎ。陽の光が強烈に降り注ぎおなかも空きました。

駅前商店街はやはり閑散…。「閉店しました」チラシも方々で貼ってあって平成15年くらいに記されたものが多かったかな。。。そんななか「安全な道」として中高生が横に並んで喋りながらビュンビュン自転車を走らせていました。


おもちゃのプラモ、デッドストックが…。
とはいえ松江もそうだったんだけど若い人が始めたオシャレな店もちらほらあり、その上の世代がしなかったことをしているというか、ちょうど過渡期で今蒔かれたものがこれから繋がっていきそうな予感が感じられました。

ここは代々続く本屋で現在継いだかたが「book&cafe」として新たに営業していらっしゃるのかな?アーケードを抜けた角にあって光が差し込むベストな立地でこのスタイルはいいなあー、通っちゃうなあーと思いました。
ふら〜として目についたのがコチラ。

「おかんの店 ののや」さん。定食があるようなのでここでごはんを食べることに。"おかんの店"という肩書きとおりに"the おかん"な方が2人で切り盛りしてました。
和定食と洋定食とがあり、それぞれ2,3種類のなかからメインが選べます。Y氏は「ハタハタの焼き魚」の和定食、私は「和風ハンバーグ」の洋定食を。(魚が続いたのでこういうのが食べたかったのよ!)
まず先付的に3品、茶碗蒸しと筍の煮物と法蓮草の白和えだったかな。これだけで充分ですよ!って感じで美味しかった。
続いて野菜サラダが。これが具材も量もたっぷりで。レタスに紫タマネギに水菜にインゲンに…。都内だと"レタスのかけらが少し"みたいな、これでサラダ付きって書くなよ!というモノが当たり前なので驚愕。
そしてハンバーグが来ました。まわりがサクッとしててなかがやわらかふわふわ、いやー美味しい!和風ダレもいいお味。
お味噌汁は白味噌でおうちっぽくてウレシイ。「ごはんお変わりしてねー」っていやもう食べれないよー。でも嬉しいねえ。
ってここでもう一品、なんと刺身が来たよー!!ええー!
おなかいっぱいになってごちそうさまー。これで1000円。おかんがいっしょう懸命やってる良心的なお店でした。

さてすこし歩きますか。
米子城に行く時間はちとないのが残念なんだけど、城下町らしい街並が残っているあたりを進みます。

素敵な佇まいの和菓子屋さんがあったので立寄りました。「清月」さん。生菓子も揃っていていただきたかったけど持ち帰れる焼き菓子を。

老舗和菓子屋さんがあるようにこのあたりは寺町で、しかも9つのお寺がずらっと一列に並んでいる珍しい通りでした。除夜の鐘のときどうしてるんだろう…(素朴な疑問)

思わずカッコイイ!と声を挙げてしまう古い看板、「岡本一銭屋」さんはなんと駄菓子屋さん!びっしりとおなじみの品が並んでて子供たちがワイワイしてておばあちゃんとお話してて…。この夢のような空間に目がクギヅケ。米子のひとの幼き思い出に必ずある店なんでしょうね。ステキすぎる。

白壁土蔵が残っていたり。
島根の県庁所在地である松江と比べると規模が小さい分(県も違うけど)、ひとびとの暮らしがぎゅっと詰まっていてちょっと歩くだけでも楽しい街でした。もっと時間あれば旧家を巡ってお城から加茂川沿いを歩き、港を眺めたかったなあ。大山からの水の恵みを受けて酒蔵もあるし、堪能出来そう。駆け足になってしまったのがモッタイなかったです。



米子駅に戻り勿論カメラに収めたのはコレ!
山陰線に乗って松江へ戻ります。