- アーティスト: The Section Quartet
- 出版社/メーカー: Rhino / Wea
- 発売日: 2009/12/01
- メディア: CD
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キュートで逞しくって、ロマンチックでロックンロールで、私のココロを踊らせるアレコレがいっぱい詰まって弾けてる、愛すべき映画だった!
タイクツな田舎町、ツマンナイ子ばかりの学校、母親に押し付けられるアレコレ、そんな毎日にふっと魔法にかかったかのような瞬間が訪れる、そしてカッコイイ男の子の登場!その後のなんつうスイートなシーン!
なんかも、「オンナノコはこうゆのスキでしょ?」って見透かされてるくらいに盛りだくさん。
予感トキメキ哀しみ発奮、17歳だからこその出来事が押し寄せるエレン・ペイジの背後には、いつも音楽が流れてる。親に嘘をついて乗り込んだ車中で爆音ラモーンズ!当然エアギター!気持ちと音楽はリンクするのだ。
そして、男の子との出会いには必ず音楽が傍らにあるんだよ。
バンドTシャツの使い方とか、些細だけどポイントとなるシーンを丁寧に作りこんでいることも嬉しい。「映画のために音楽があるんじゃない」って鳴り方が好きだ。ドリューの人生には常に映画があって、日々のなかにいつも音楽があるんだなあって、そういう鳴り方。だからよけいに、ココロ掴まれる。
個人的には試合のシーンでかかるブリーダーズにはぐっと来たなあ。
もし私と同じく「ロック好き・映画好き」な子がクラスに2人いたとして、私が仲良くなるのはソフィア・コッポラではなく、ドリューだよな!
で、本作は別段「青春礼賛」ではなくって、現在35歳のドリューが若い世代へ、同年代へ、親世代へとあらゆる年代の女性へあたたかい眼差しをむけていることがなによりもよかった。だから私にとって「あのころの甘酸っぱさ」と同様に、「現在進行形のパワー」を貰えるのだ。
ジュリエット・ルイスがいい!幾つになってもヤルんだよッってベロを出す様がカッコイイ!
主人公がこのあと親の庇護から自立する「今後」こそが、新たなドラマでもあるだろうなあ…と想像してしまうところも好き。彼女たちが私の中に「生きている」のだ。
にしても相手役のランドン・ピッグの「UK/USギターバンドマン顔*1」ったら*2!私にとってはもう、キタヨキタヨー!って感じでねえ。さすが姐さん、わかってらっしゃる!
もちろん、ローラーゲームも恋も上手く行き過ぎよッだとかもあるんだけど、そんなことネチネチ考えんの野暮よ野暮!ってガハガハ大笑いされちゃう感じもたまんないわ。ドリュー、ラブ!
→追記 「オンナノコはみんな」