山列車その1〜山田線に乗って

山田線は、盛岡駅から東へ深い山の中を進み、太平洋沖の三陸海岸に位置する宮古駅を経由し南へ折れ、釜石駅までを結ぶJR東日本鉄道路線です。
今回は盛岡駅から宮古駅までの「山列車」に乗ってきました。「日本でも屈指の閑散線区」で、宮古駅行きは1日に4往復のみ!しかも始発は11:04発!と、なかなかハードルが高いのです。。。

この時刻表…!乗り遅れたら大変!


より大きな地図で 山田線 を表示
まさに山の中を突き抜けていく路線です。
 ガラ〜ン。

ということで、例のごとくスライドショーでご紹介。102km、2時間ほどの道のりを30秒で一気にどうぞ!

線路は続くよ単線で、目の前はずぅっと緑みどり緑!

トンネルもカーブも実に多い!しかしどんなに山奥へ進んでも、洗濯物が干されている民家はあり(廃屋もあるけども)、政党ポスターがあることに驚きます。


13:03、宮古駅に到着!!2時間、あっという間でした。

暑い〜日差し強い!
駅前の食堂で海鮮丼を食べて、浄土ヶ浜へバスに乗って向かうことにしました。

浄土ヶ浜は極楽浄土

浄土ヶ浜陸中海岸国立公園に属する、三陸を代表する景勝地。15分ほどの道中は、海の近くとは思えない山の中で、うねうねとカーブを曲がっていくと急にガッと海に開けます。

着いた!

うおっ!

どーん!

モデル気取りのウミネコ

わー!

みみみ水、きれいいい…。
名の由来である「さながら極楽浄土のごとし」は確かにその通りで、海ッ!常夏ッ!レジャーッ!というよりは、別世界に来てしまったかのような、極楽浄土はほんとにこういうところなのかもしれないねえ…と思ってしまう、今まで見た「海の概念」とは違う美しさがありました。
とはいうものの、水着姿の家族連れがチラホラいるので変に現実感が伴い、妙な気分。
しばらく日陰から海を眺め、再びバスで宮古駅に戻りました。

駅前は夕方の光になっていました。


盛岡に戻る列車もこんな具合。
15:54宮古駅発。

窓の向こうは徐々に日が落ちていき、やわらかい光に包まれます。

18:02、盛岡駅に帰ってきました。楽しい「山列車」旅でありました。

山列車その2へ続くのだっ!