桜と団地と給水塔

4月最初の土曜日、さてどこへ行きましょう?東京ではちらほら桜が咲き始めたなあ。では春の陽気に誘われて団地方面へ。

傘が光を浴びている。

桜と給水塔。

すっくと佇む。

こちらは「増築」タイプ。元々の住棟に一部屋分くっつけているのですな。

高度経済成長期にガンガン建てられた大規模団地は現在建替え真っ最中。この区画は最後の砦。

こちらは既に閉鎖。

この風景も今年で最後かもしれません。桜の木もきっと消えることでしょう。

不思議な遊具が…。

これを基地に見立てて遊んだのだろうな。

要塞のような、ロボットに変化しそうな、住棟。

1階の「市場」はもうやっていないのかな。

もういっこ給水塔。監視塔みたい(どうやら建築予定だと展望台にする計画もあったらしい)。

その傍らで咲く。

寂しげな…

う、わー!!!

片手がもげてるよ…涙。。。

おもちゃ屋さんの前にもいるヨ。。。

惣菜屋さん等営業中。


ダストシュートにレンガが使われている!

これはなんじゃ?

く、ら、げ…?

スターハウス!

スターハウスがずらりとならんでる。

向こうに見えるは建て替えられた真新しい住棟。

ギラギラしてますなあ。。。デスクトップ上だと美しく見えるのだろうけれど、現実の風景の中では異質過ぎて浮いている。これがスタンダードとなった数十年後はどんな街並みになるんだろう。

今壊されようとする住棟も当時は最先端で人々の憧れだったわけで…。

新しいのと古いのと。

住棟がコの字型に配列されて中庭が美しい。穏やかな時間が流れている。

商店街のおそば屋さん。

号棟表記はワイヤー、でも「Eとe」この違いはいったいなんだろ。担当者による気が…。

おっ!

ふにふにーと寝てしまった。

この足!足!激写ですよっ。

あ…。
坂を下って行くと、歓楽街があった。

街に必要なもの全てが盛り込まれたよな団地は塀のない要塞都市のような趣で、戦前の記憶を閉じ込めて建てられた華やかな当時のまま、時間はそのまま止まっている。けれど朽ちるもの錆びるもの無くなるものは止めることが出来ない。建物は古びていくし、住む人々の体は不自由になってしまい、なおのこと不便だろう。建替えをするには一時的に出ていかなくてはならないけれど、物理的にも心情的にも容易なことではない。新しい住棟は若い人目線の建物だ。今後どのように保全・管理していき、どのような「街」にしていくのか、50年後はいったいどうなっているのだろうか。