uminecosounds

8月10日金曜日、残業してアワアワと代官山、新しいビルが増えて駅周辺だけでも随分雰囲気変わったなあ。地下に潜るとライブハウス「晴れたら空に豆まいて」、ここ初めて来た*1
ステージが低くて近い!音出しでヤマジさんがサラサラっと爪弾くは「I Wanna Be Adored」!そこにドラムが重なって…うわわわわあああああ!
さて、ウミネコさんのライブは2度め。見ててとても幸せな気分になる。なにしろ、「バンドサウンド」だ。
真面目な印象のvo. 古里さん、茶目っ気溢れるdr. コテイスイさん、理知的なb. スドウさん、”天才肌”のg. ヤマジさん、それぞれのパーソナリティー(先のは私の想像です、あくまでも)を消すこと無く生かしながら、見事にまとまり広がっていく音はまさにバンドマジック!とても楽しそうに演奏していて、気持ち良い。素の楽曲自体だとある意味「フツウの」邦楽ポップともいえるけれど、このメンツで演奏されるとフツウじゃない。メンバーもそれぞれ「本宅」といえる活動の場があるからこそ、この「別宅」で力を抜いて和やかにやっている感じがする。
4人が向かい合って、間合いを取りながらジャッ、ジャッと曲をまとめていくのを見るのが好きだ。イイ表情!

と、ここまで書いてアップしないまま次のライブになってしまったのでした。
以下続き。

9月7日金曜日、今度は渋谷o-nestで。開演前に古里さんの作ったウミネコカレー!本日はエビカレー。衝撃的な美味しさだった!スパイスがココナツミルクのなかから渦巻いてくる。大好きなタイプの味!南インドカレーがやっぱり好きだなー。
こうやってライブ前にカレーが振舞われるところからして潮流が変わったなあと思うのだけど、そんなことが出来るのがuminecosoundsなのだろう。

ウミネコは「真剣に遊んでる」トコが良いな。楽しんでる姿を見るのは楽しい。
聴いていてめちゃめちゃグッとくる。音がからだに入って、クッと持ち上がる感じ。
それぞれが長年続けてきて、培ってきた核となる「屋台」を持っているからこそ、集まって生まれるものがある。ウミネコの場合、タイミングとかメンツとかバランスとか、奇跡のようだ。。。
コテイスイさんのムチャぶりのような手綱使いをスドウさんとヤマジさんが熟練の技でさばき、古里さんがやわらかくまとめる。
「uminecosoundsはヤマジのバンドじゃないとこがいい!」とある方が仰っていたけれど、まさにソレだなあ。これまでのいくつかの別バンドでの「ヤマジさんありき」な部分がなくって。最近のヤマジさんの発言や雰囲気の変化は、ウミネコでの活動の影響があるのではないかしら。


この前のライブでの映像が上がってたので。。

TFC「the consept」の日本語カバー!!!”Status Quo”を”ストーン・ローゼス”に変えてる。
最後の変調のとこがないのね。

こちらはトモフスキーとヤマジギターの「SKIP」!とってもいい雰囲気ダヨー。


前回のライブ → http://d.hatena.ne.jp/mikk/20120621/p1

この一週間、思いがけずライブが続き、どれも方向性がまるで異なるものだった。いろんなバンドやセッションをしてきたヤマジさんだけど、その活動が今、パチンパチンとパズルみたいにはまってきたような気がして、嬉しい。そしてやっぱり私は、ヒリヒリして不穏な空気を携えるdipの音を一番楽しみにしている。

*1:先日行われたコズレック先生の追加公演、見たかったなー